『海外でネイリストになりたいな。』
『将来は海外でネイルをしたい。』
と考えているなら、絶対におさえておきたい技術面についてです。
海外でネイリスト勤務と言ったら、アメリカをはじめ、ヨーロッパやアジア圏など沢山の国で働くチャンスがありますよね。
日本のネイルサロンで身に付けた技術がどのくらい通用するのか?
【海外ネイリストが必要とされる技術】についてお話します。
海外でネイリスト技術はどのくらい通用する?
Answer
将来海外でネイリストになると考えている方は、ジェル以外の技術もしっかりと身に付けないと通用しません!
日本は主にジェルネイルが主流です。サロンワークの9割はネイルケアとジェルネイルをしているネイリストさんが大半です。
アクリルなんて、スカルプ専門店でない限りオーダーはほとんどありませんし、ポリッシュはさらに需要もないですよね。日本のネイリストさんはジェルネイル以外の施術はほとんどしなくなってしまう傾向にあります。
でも、海外に出るとジェルネイルが主流の国ばかりではありません。
ジェルの施術がほとんどの国は日本くらいであり、海外ではケア、ポリッシュ、スカルプ、ジェルと”オールラウンドな技術”が求められます。
国によってどんなネイル技術が必要になるか、それぞれ解説していきます。
アメリカでネイリストになるための技術
特にアメリカのネイル事情を見てみると、インスタグラムやSNSでもわかるよに、スカルプまたはポリッシュネイルを好む傾向にあります。
もちろん、世界的に見てもネイル最新技術や最先端な商材はアメリカから発祥のものが多いので、スカルプ、ポリッシュ、ジェル、ケア、その他細かい技術にすべてに需要があります。
ネイルサロンの利用頻度を見ても、日本でのサロンの利用は気軽とは言えませんよね。でも、アメリカではケアのみやポリッシュのみでも気軽に利用する方が多く、女性だけでなく男性の利用者もいて、身だしなみの一環として考えられています。
またセレブを代表するようなゴージャスでおしゃれなネイルまで、ネイルサロンに求められる技術の幅はかなり広いのです。
ネイル検定では基本であるウォーターケアも大変重要です。
日本のサロンだと、ドライケア→ジェルネイル施術の流れが多い為、『ウォーターケア、、!?手順ってどうするんだっけ?こんなんで良いのかな?』と慌てるネイリストが多いのも現状です。
また、日本ではラウンド以外の形をあまり求められませんが、SNSでもわかるようにスクエアを好む方が多く、バレリーナ型やアーモンド型など様々なファイリング技術も求められます。
アメリカでネイリストになりたいと考えている方は特に、ジェル以外にも”臨機応変に対応できる技術”が必要となりますね。
ヨーロッパでネイリストになるための技術
ヨーロッパはポリッシュの施術が多いです。
ファッションでもオシャレに敏感で、流行の最先端といったイメージですよね。同じくネイルもオシャレでこだわりを持った方が多いのかと思いますが、ネイルは意外とシンプル。
基本的にはショートネイルで、ワンカラーのポリッシュに需要が多く、たまにスカルプといった感じです。頻繁にネイルサロンに通うという訳でもなく、年末年始や夏のバケーションなどイベントのための利用が多く見られます。
でも近年ではSNSの影響から、アートなネイルをしたいという要望も少しずつ増えています。
ですので、日本のアート技術に加えてケア、ポリッシュカラーの技術、シンプルでも綺麗に見せる技術を身に付けておきたいところですね。
アジアでネイリストになるための技術
アジア圏では、ネイル相場もやすく割とカジュアルな露店のサロンが多いです。
メインはポリッシュのシンプルなカラーリング。たまにアートの需要です。
現地の人が利用するというより、旅行に来た外国人の利用がメイン。サロンの場所によっては、高級な富裕層向けのネイルサロンもあり、ポリッシュをメインにスカルプやジェルネイルの需要もあります。
暖かい気候の地域なのでフットネイルの需要も多いです。
オールラウンドの技術を身に付けるには?
ジェルネイル以外の技術と言われても、日本のサロンワークではすべてを習得するのが難しいですよね。そもそも、ジェル以外のオーダーが少ないのが現状です。
海外で活躍するネイリストさんは、どうやって海外で対応できる技術力を身に付けたのか?です。
Answer
- ジェルネイル専門店などは避ける
- サロンを掛け持ちする
- ワロンワーク以外で練習時間をつくる
- スクールなどで、技術指導を受ける
専門店のようなお店や、オフィスネイルがメインのサロンは避けておきましょう。施術パターンが決まってしまい、幅広い施術を経験できません。割とお客様の年齢層が若く、スカルプのメニューも充実しているサロンを選ぶのがおすすめです。
また、1店舗の勤務に絞らないことも〇。社員契約だと難しいですが、アルバイト契約であれば複数店舗の掛け持ちも可能です。1店舗はスカルプのお店、もう1つはジェルのお店やポリッシュの多いお店など。いろんな施術に触れられる環境を選択しましょう。
もちろん、サロンワークだけではなく個人での練習時間を増やすのもおすすめです。すべての技術が得意にならなくても、苦手なメニューをなくすことが大切です。
個人練習では不安な方や、技術を学びたい方はネイリスト向けの技術指導レッスンを受けるのもおすすめ。プロネイリスト向けにサロンワーク技術の指導をしてくれる先生やスクールがあります。有効活用して、効率よく技術習得するのもありですね。
海外勤務のハードルを下げるサロン選び
上記のように、海外でネイリストになると言っても、サロンや国によっては技術の違いでかなり苦労をする場合も考えられます。
また、『オールラウンドの技術に不安があってなかなか海外勤務に踏み出せない。』と思う方もいるはず。でも現地でのサロン選びに気を付けるだけで、ハードルもかなり低くなりますよ!
アメリカ、ヨーロッパ、アジアと紹介しましたが、どの国にも海外在住の日本人は多くいます。また、海外に訪れて旅行先でネイルをするの日本人も多いので、”日本人のお客様を多く抱えるサロン”を選択してみるのも1つです。
日本のサロンワークとほぼ変わらないジェルネイルをメインとしたサロンワークなら、最初の一歩としてだいぶ挑戦しやすいですよね。また日本人オーナーであれば安心して勤務しやすい環境です。
いかがでしたか?
海外を目指すとき、技術面での不安もたくさん出てくると思いますが、思い切って海外に飛び出してみるのも有りですよね!
日本でも、海外でもネイリストは日々技術を磨くお仕事です。技術を磨ける環境に積極的に挑戦していくことが大切ですね。