『衣服に付いたマニキュアは、どうやって落とす?』
『除光液って衣服に使えるの?』
おしゃれのために塗ったマニキュアだけど、つい洋服に付けてしまった…!なんてこもありますよね。
そんな時に知りたい、自分でできるマニキュアシミの落とし方をご紹介します。
シミ抜きを行う前に、“注意が必要な衣類”についても解説しているので参考に、綺麗なシミ抜きを目指しましょう!
目次
除光液で衣服が溶けることも!
マニキュアを落とす除光液には「アセトン」と言う、油分を溶かす成分が入っています。
そのため衣服の素材によっては、アセトンで溶けて穴があく、ボロボロになる、生地が溶け固まることもあるんです。
特に『アセテート』と言う合成繊維は、除光液のアセトンによって溶けるので、除光液の使用はダメなのです!
もう一つ、『トリアセテート』という合成繊維はアセテートよりも丈夫ですが、変質・変色する可能性が高いので、こちらも除光液の使用は避けましょう。
<アセテートの衣類ってどんな洋服?>
アセテートやトリアセテートの使われる衣類とは、サテン生地のような、つるっとした光沢感ある衣類に使われています。
また、ジャケットの裏地などにもよく使われています。
タグの表示を、しっかりと確認しておきたいですね!
除光液でマニキュアのシミを落とせる衣服
綿や麻の素材の衣類は、除光液を使用しても溶けることは、ありません。
ですが色落ちする可能性がとても高く、生地へのダメージが避けられないので注意が必要です。
かならず、衣服の目立たない箇所でテストし、反応を確かめてからシミ抜きに使用します。
マニキュアは時間を空けず、すぐシミ取り!
自分でマニキュアのシミを落としたい場合は、シミが付いた時点で早めに対処をします。
時間が経つほどマニキュアが繊維に染み込み、簡単には落としにくくなります。
衣服に付いたマニキュアの落とし方
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1はじめに色落ちテストを行う
衣服の目立たない箇所に除光液を付け、変色や色落ち、生地の損傷がないかを確かめます!
大丈夫そうであれば、シミ抜きを行っていきましょう。
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2除光液を優しく叩きこむ
汚れてもいい綺麗なタオルや、厚めに重ねたペーパータオルを敷き、その上にマニキュアが付いた面を下向きにして置きます。
コットンに除光液をたっぷり含ませ、シミの上からトントンと優しく叩きます。
落ちにくい場合は、歯ブラシなど柔らかな細ブラシに除光液を浸け、優しく叩き落とします。
下に敷いたタオルの面を変えながら、シミを吸い取りやすい状態で叩きましょう。
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3シミが抜けてきたら、水ですすぎ手洗い。
一度、ぬるま湯または水ですすぎます。次に衣類用の洗濯洗剤をシミ部分に垂らし、揉みこむように手洗いしすすいで洗い流します。
まだ十分にシミが取り切れてなければ、step②とstep③を繰り返します。
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4シミが落ちたら、洗濯機で洗う。
除光液で叩いても、シミがタオルやペーパーにうつらなくなった時を目安にします。
シミが抜けきらない状態で洗濯機に入れても綺麗にならず、そのまま乾かすと余計にシミが落ちにくくなるので、しっかりとシミ抜きをしましょう。
除光液で落ちないときの対処方法
マニキュアはそう簡単に落ちないことも多いですよね。
マニキュアを弾きやすい生地なら、シミ抜きしやすいですが、衣服の繊維によっては奥に染み込んでしまい簡単には落ちないことも。。
あきらめて、プロのクリーニング屋さんに頼みましょう!
料金は掛かってしまいますが、プロのワザで綺麗に落としてくれますよ。
漂白剤でマニキュアのシミは落ちる?
除光液で落ちず、漂白剤を試してみる方も多いですが、効果は期待できません。
衣服の素材にもよるので、時間があれば試してみるのもありです!
その場合は必ず衣類用の漂白剤を使用しましょう。
衣類用の漂白剤にも、色柄ものに使える“酸素系漂白剤”と、白物にしか使えない漂白力の強い“塩素系漂白剤“があります。
衣服に合わせて漂白剤を使用してください。