ジェルネイル用にエタノール消毒液の種類と選び方・使い方を解説！

『ネイルに使う、エタノール消毒液ってどれ？』

『エタノールってどんな使い方するの？』

ジェルネイルには欠かせないエタノールですが、使い方や種類がよく分からないという方も多いですよね。油分除去やジェルクリーナーの代わりなど、エタノールは1本あれば色んな場面で使用することができます。

これからエタノールを購入するなら、知っておきたいエタノールの種類と正しい選び方、使用方法までを解説します！

ネイルに使うエタノールの種類と選び方

一般的に販売されているエタノールは、主に3種類です。

3つの違いはエタノールの濃度の違いです。

この中でも殺菌力の高い物が消毒用エタノールで、ネイルなど衛生管理を行うのに向いています。

無水エタノールやエタノールは、濃度が濃いので消毒力も高いと思われがちですが、揮発性が高くすぐに蒸発してしまうので消毒殺菌が十分に行えません。

反対に消毒用エタノールは水分を多少含むため、揮発が緩やかです。一時的にその場にとどまりしっかりと殺菌してくれるため、消毒に向いています。

※無水エタノールやエタノールなど濃度の濃いものを消毒に使用する時は、精製水で薄めて使用します。

ジェルネイルのエタノール

消毒用エタノールの中には「消毒用エタノールIP」と書かれているものもあり、価格も異なります。

２つの違いは、成分がエタノールのみか、IP(イソプロパノール)を含んでいるかです。

消毒用エタノールは酒税が掛かってしまうので、値段も高めです。そこにIPを添加して酒税が掛からないようにしているため、価格を安く抑えることができるのです。

殺菌力に差はあまりないので、ネイルに使用するなら「消毒用エタノール」でも「消毒用エタノールIP」でもOKです。価格が少しでも安い方が助かりますよね。

※IP（イソプロパノール）は脱脂性が高く手荒れをしやすいこともあるので、肌が荒れる方はIPを含まない方を選ぶのもおすすめです。

ジェルネイルに使うエタノール

ネイルサロンのプロも、エタノールは施術に欠かせないアイテムです。施術のどんな場面で使用するのか、どんな使い方があるのか解説します！

ネイルを行う前の手指消毒には必須です。手の平、指の間、爪表面など手全体の消毒に使用します。

ジェルを塗布する前に、爪の油分・水分除去に使用します。ケア後は油分や汚れが残っており、ジェルの密着を妨げてしまいます。必ずケア後・ジェルを塗布する前には油分・水分除去が必要です！

キッチンペーパーにエタノールをたっぷり含ませ、爪表面、両サイド、キワ、爪の先端（エッジ）や裏をしっかり拭き取ります。

使用した筆の拭き取りにもエタノールを使用します。ジェルクリーナー（未硬化ジェル拭取り液）を使っても良いですが、エタノールなら施術ごとに殺菌もでき衛生的なのでおすすめです。

キッチンペーパーにエタノールを含ませ、ブラシの筆先を優しく挟むように拭き取ります。濃いカラーを塗った後はクリアジェルを馴染ませ、カラージェルを浮かせてから拭き取ると色残りがありません。

ジェルネイルを仕上げる際、未硬化ジェルの拭き取りに使用します。コットンにエタノールをたっぷり含ませ、ジェルの表面やキワ、先端までしっかり拭きます。

まれにエタノールの拭き取りでネイルが曇ってしまう場合があります。その場合は使用するジェルメーカー推奨のジェルクリーナーや、ジェルクレンザーを使ってみましょう。

使用に問題がなければ別途クリーナーを用意する必要はないので、エタノール1本でOKです。

ニッパーやプッシャー、筆、ファイル、ライトなど施術に使用したものはエタノールで消毒を行います。スプレーボトルに入れておけば、吹きかけて手軽に消毒できるのでおすすめです。

また、ウェットステリライザーでエタノールに浸け置きする際にも使用します。

エタノールで変質する容器もあるので、拭き取りや詰め替えは確認しながら行って下さい！

いかがでしたか？

ネイルで使用するエタノールってかなりオールマイティーに活躍してくれますよね。サロンでもセルフネイルでもネイルには欠かせないアイテムです。

コロナ禍もありエタノールの価格が上がりがちですが、今のところドラッグストアで購入するのが一番安そうです！

お近くのドラッグストアで確認してみて下さいね。