ネイルをする方なら、店頭や通販でジェルネイルを購入することもよくありますよね。
ジェルネイルの商品説明を見ると雑貨、または化粧品と表記の違いを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
2つはどのように違うのか?、どちらを使用するのが良いのか、購入前に知っておきたい”化粧品ジェル”と”雑貨ジェル”の表示の違いについて、解説します!
化粧品のジェルネイル
化粧品と表示のあるジェルネイルは、下記のような規定を満たした製品です。
化粧品の規定
- 製造販売の許可を得ている
- 製造販売元を表記
- 全成分の表記
- 化粧品基準を満たした成分の使用
化粧品は人体や皮膚等に塗布するものとして、国の定めた規定を満たしたものでないと「化粧品」と表記ができません(化粧品登録)。
会社や製造元が不明確だったり、どんな成分が入っているか分からない商品は、化粧品として使用するのは不安がありますよね。
国の許可を得て、衛生面や設備の適切な環境で造られており、人体に使用しても悪影響がないと認められている成分だけを使用しているのが、化粧品と表示のあるジェルネイルです。
雑貨品のジェルネイル
雑貨と表記のあるもの以外にも、化粧品と表示がない場合は雑貨品のジェルネイルとなります。
「雑貨」とは、法律での規定がなく、特別な許可を必要とせず製造販売ができる商品です。
雑貨は人体に使用することを目的としていないので、成分表記や基準がなく、どこで造られどんな成分が入っているか分かりません。
安いから雑貨、雑貨は成分に良くないものが入っている、と言う訳ではありませんが、使用することでトラブルが起こる可能性もあるということを知っておきましょう!
化粧品登録をしてないだけのジェルも
なかには、雑貨品ジェルだけど化粧品の規定を満たしたジェルもあります。
化粧品登録には莫大な費用や時間が掛かる為、すべての会社が簡単に行えるものではありません。
その為、化粧品登録をしていないけど、国の定める規定に沿って造られているジェルもあるので、雑貨だからと避けるのではなく、良い製品を見極めて使用したいですね。
また、カラージェルは色を表現するために、化粧品には使えない成分を使っていることも多いので、人気のメーカーでもカラージェルやトップは雑貨品の場合も多くあります!
結局どっちを使用するのが正解?
- 爪に塗布するベースは化粧品を!
- カラーやトップは自己判断で
ベース、カラー、トップのどれも、化粧品と雑貨両方の商品があります。
その中でも、ベースは自爪に直接塗布し使用するものなので、化粧品として基準をクリアしているものを選びたいですね。
(※化粧品だから絶対に皮膚や爪トラブルが起きないとは言えません。)
カラージェルやトップジェルは、直に爪に塗るわけではないので雑貨かどうかではなく、好きな色味や塗りやすさなどで選ぶと良いです。
成分が気になる方や、肌が敏感な方は化粧品のジェルネイルを使用し、尚且つ皮膚に付かないよう丁寧にネイルを行いましょう。
まとめ:今後基準が変わることも
ジェルネイルは化粧品と雑貨の両方が混在しており、区別が少し曖昧なところ。
セルフネイル商品が増えている現状を考えると、一般の方でも正しく商品を選択することができるように、区別の基準が変わる可能性もあります。
新しいメーカーや商品の入れ替わりもよくあるので、ネイル用品の購入時は納得して使用できるものを選びたいですね。