『自宅サロンを始めたいけど、営業には許可が必要?』
『開業にはどんな手続きをすればいいの?』
店舗型サロンはもちろん、小規模な自宅サロンや個人サロンの場合でも、これからネイルサロンを開業するなら、必ず知っておきたい届出や手続き、必要な資格について解説します!
ネイルサロン開業に必要な手続きと資格
- ①必要な資格:なし
- ②必要な許可:なし
- ③必要な届出:開業届
①ネイルサロン開業に必要な資格
ネイリストとしてお客様に施術を行う場合に、必要な資格はありません。
美容師の場合は施術に美容師免許(国家資格)が必要ですが、ネイリストには国家資格が無いので、資格が無くても施術を行う事ができます。
ネイリストの多くが所持するネイリスト検定やジェル検定は民間資格になるので、必ず必要な資格ではありませんが、プロとして技術や知識を身に付ける為や、サロン就職に求められる基準となっている為、取得する方が多いです。
- ネイリスト技能検定試験
- JNAジェルネイル技能検定試験
- ネイルサロン衛生管理士資格
②ネイルサロン開業に必要な許可
店舗型サロンや自宅サロンなど、ネイルサロンの規模に関わらず開業に必要な許可はありません。
まつ毛エクステサロンの場合は、美容師免許の資格が必要で、保健所に美容所登録を行う必要があります。
美容所登録には、施術場の面積が13㎡以上や、換気、給排水が必要などの条件があります。このような許可が不要なネイルサロンは開業のハードルも低く、環境や設備を整える必要がない為、参入しやすい業種です。
③ネイルサロン開業に必要な届け出
ネイルサロン開業に唯一必要なのは、税務署への開業届です。(正式には、個人事業の開業・廃業等届書)
個人が事業を始める場合、開業届は開業から一ヵ月以内に提出が必要です。
開業届を出さないことで罰則などはありませんが、提出することで確定申告の際に青色申告ができ、節税効果もあります。
事業を始めて所得を得た場合は納税が必ず必要になりますので、開業届を提出しておくことで今後事業を継続しやすいメリットもあります。
青色申告を行う場合には、事前に”青色申告承認申請書”を提出しておく必要がありますので、開業届提出と合わせて青色申告承認申請をしておきましょう。
まとめ
ネイルサロン開業に必要なこと
- 税務署へ開業届の提出
- 税務署へ青色申告承認申請書の提出
どちらもネイルサロンの規模に関係なく、提出が必要になります。
ネイルサロンは自宅サロンや個人サロンも気軽に開業しやすいですが、上記の2点の提出は忘れずに行いましょう!