カラーだけを塗っても見た目にはネイルをしたように見えますよね。カラーだけならベースやトップまで買い揃えることもなく、塗る手間も省けます。
ですが、わざわざベースコートやトップコートを塗ることでどんな違いがあるのか、塗った方が良い理由を解説します!
※マニキュアのベースコートとトップコートについての解説ですが、ジェルネイルの場合も同様です。
ベースコートあり・なしの違い
マニキュアのベースコートにはこんな役割があります。
- 自爪の凹凸を減らす
- カラーの色ムラを防ぐ
- 自爪の着色や変色を防ぐ
- マニキュアの密着を良くする
- カラーが塗りやすくなる
ベースコートなしでマニキュアのカラーを塗ると、自爪の凹凸が表面にひびきやすく色ムラの原因となります。
爪の縦筋やへこみ、でこぼこがある場合は特にベースを塗布することで、表面をフラットに近付けてくれます。フラットになると色ムラができにくく、滑りがよいのでカラーを綺麗に塗りやすくなります。
また、カラーを直接自爪に塗ると色素沈着し自爪が変色する為、ベースコートを塗布し着色を防ぐことでマニキュアをオフした後も綺麗な状態の自爪に戻すことができます。
ベースはマニキュアの密着を良くする役割がある為、カラーだけを塗るよりも剥がれにくく持ちが良くなります。
トップコートあり・なしの違い
マニキュアのトップコートを塗ることでこんな役割や違いがあります。
- ツヤがある綺麗な仕上がりに
- カラーの発色を良くする
- 凹凸を減らしフラットな表面に
- マニキュアの剥がれを防ぐ
- ネイルに厚みが出る
トップコートは特に仕上がり感に影響します。
カラーだけではツヤ出ないので表面がくすみやすくなりますが、トップを塗ることでツヤが出てカラーの発色も良くなります。
またトップを塗布することでカラーの色ムラも目立たなくなり、表面に凹凸が出ないつるんとしたネイルに仕上がります。
カラーだけではネイルの持続力がないため1日でもすぐに剥がれてしまいますが、トップーコートはネイルを保護する役割があるので、剥がれにくく欠けにくい持続性があります。
トップを塗ることでネイルに厚みを持たせ、ふっくらとしたネイル感も出ます。
重ね塗りで乾きにくい時の対処法!
ベースやトップコートを塗ることで仕上がりや持ちは良くなりますが、どうしても重ね塗りを行うことで”乾かない”というデメリットがあります!
そんな時は少しでも早く乾かす為の対処方法を取り入れて、行ってみて下さい。↓
- 速乾マニキュアを使用する
- 速乾剤を塗布する
- 乾いてから重ねる
- サラサラのマニキュアで塗る
- ドライヤーの冷風で乾かす
①サラサラのマニキュアで塗る
特に注意してほしいのが、ドロドロのマニキュアを使用しないことです。とろみのあるマニキュアは通常よりも分厚く塗れてしまい、乾きが遅くヨレの原因になります。
その為、必ず使用前には薄め液を使って、マニキュアをサラサラな状態に改善して使用しましょう!
とろみのあるマニキュアに2,3滴混ぜるだけで、開封したてのマニキュアのようなサラサラ感に戻ります。
②速乾マニキュアを使用する
速乾性のあるマニキュアは普通のマニキュアに比べて、かなり乾きやすく造られています。
特にベースやトップは速乾性の製品も多い為、購入する際には速乾性があるか確認して選んでみて下さい!
③乾いてから重ねる
マニキュアの正しい塗り方は、ベースコート→カラー2度塗り→トップコートと塗布しますが重ねるほど乾きにくく、よれやすくなります。
その為、その都度乾かしてから重ねる必要があります。触ってもベタ付かない程度に乾かしてから次を塗布しましょう。
表面があまり乾いてない状態で重ねると、マニキュアが滑りにくく、塗った部分をえぐってしまったり、色ムラが起こりやすくなります。
塗り直しになると余計に時間と手間が掛かるので、はじめから”乾いてから重ねる”を丁寧に繰り返すのがポイントです!
④乾燥剤を塗布する
塗り終えたマニキュアの表面に吹きかけることで、乾きを早めてくれる速乾スプレーがあります。
ネイルサロンやネイル検定でもマニキュアを早く乾かす為に使用されており、1プッシュほど吹きかけて待つだけ。
取り入れやすいアイテムなので、1本持っていると便利です!
⑤ドライヤーの冷風で乾かす
マニキュアを早く乾かす方法には色んな意見がありますが、ドライヤーの冷風をあてて乾かすのがおすすめです。
手を入れて乾かすネイル専用のネイルドライヤーもありますが、自宅のヘアドライヤーでOKです。
サロンのようなマニキュアの仕上がりに!
今回はべ―スコートやトップコートの役割や使用のメリットについて解説しました。
ベースやトップを使用することで、カラーだけのマニキュアよりも格段に綺麗に仕上がりますので、ぜひ取り入れてみて下さいね。
乾きにくい時の対処方法は①~③番が特に重要になります。マニキュアの塗り直しや失敗が多いと言う方は、塗り方や使用するマニキュアにも注意してみて下さいね!