ベースジェルは自爪に塗布するジェルですので、正しく塗ることでネイルが剥がれにくく、カラーリングや仕上がりのフォルムも綺麗に仕上げる事ができます。
ベースが上手く塗れない、正しい塗り方を知りたい方に、必ず知っておきたいベースジェルの正しい塗り方を解説します!
目次
ベースジェルの正しい塗り方
まずは、ベースジェルの正しい塗り方を手順ごとに解説していきます。
ベースの塗布手順!
- 筆にジェルを取る
- 爪の中央にジェルをおく
- 根元からエッジまで塗る
- ライトで硬化する
- フォルムを整える
①筆にジェルを取る
ジェルを筆に取る時は、容器の口で片面の余分なジェルを落とし、もう片面の先端に適量を取ります。
両面にたっぷりジェルが付いていると、ジェルが広がりやすく扱いにくくなるので注意しましょう。
②爪の中央にジェルをおく
根元からジェルを塗り始めるのではなく、やや手前か中央にジェルをのせ、まずは先端と左右にざっくり広げます。
③根元からエッジまで塗る
次に、ハケに残ったジェルで根本を塗ります。ハケを奥に進めて根本のラインを決めたら、手前に引きます。
両サイドは筆の角を使って端まで塗ります。
全体が塗れたらエッジにも塗布します。筆に余っているジェルで、筆を立て毛先をエッジに軽く当てます。または左右からなぞるように塗布します。
根元は1~2㎜ほど隙間を空けて塗布しましょう。皮膚に付着するとリフト(剥がれ)の原因となります。
④ライトで硬化する
全体が塗れたらライトで硬化します。
硬化時間はジェルごとに異なります。使用するジェルで決められている通りに、正しく硬化してください。
⑤フォルムを整える
このままカラージェルを塗っても良いですが、フォルムを整えると色ムラや凹凸がない綺麗なフォルムを作れます。
ベースジェルまたはクリアジェルをややたっぷり目に取り、上記①~③と同じ手順で塗布します。
全体に塗布できたら筆先を使ってフォルムを整えます。ジェルの多い部分からへこんでいる部分にジェルを誘導し、全体の凹凸が無くなる様に整えます。
筆で整えるのが難しい場合は、指を逆さまにして数秒待ちジェルをセルフレベリングさせると自然と綺麗なフォルムに整います。
整ったらジェルが流れないようにライトに手を真っ直ぐに入れ、硬化したらベースの完成です!
フォルムの整え方は下記で詳しく解説しています。
ベースジェル綺麗に塗るコツ5つ!
ベースジェルは仕上がりを左右する大事な工程です。
よりベースを綺麗に塗る為に知っておきたいコツを5つをまとめました!
ベース塗布のコツ!
- ベース前の適切なネイルケア
- ベースのはみ出し修正方法
- スキンダウンで塗りやすく
- ベースの塗布量
- フォルムを整えるコツ
ベース前の適切なネイルケア
塗布前に必ずケアを行いましょう。簡単なネイルケアで十分です。リフトを防ぎネイルが長持ちします。
まずはプッシャーで爪表面の角質や汚れを取り、甘皮を優しく押し上げます。
ジェルクリーナーやエタノール消毒液をキッチンペーパーやワイプに含ませ、油分と汚れを拭き取ります。
爪表面だけでなく根本、サイド、エッジまでしっかり拭いたら完了です。
ネイルケアの方法は下記で詳しく解説しています、こちらも参考どうぞ。
参考セルフネイルケアのやり方を解説!ジェルやマニキュアを長持ちさせよう
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ベースのはみ出し修正方法
ベースジェルがはみ出した時は、その都度ウッドスティックで取り除きます。
はみ出したまま硬化すると次に塗布するカラーやトップも同じ部分からはみ出しやすくなります。
完成後に削って直す方法もありますがリフトしやすくなるので、気付いたらその都度硬化前に修正しましょう。
スキンダウンして塗りやすく
両サイドや根本を塗る時は、周りの皮膚をひっぱりスキンダウン(またはスキンアップ)して塗りましょう。
キワまで塗りやすくなります。
ベースの塗布量
ベースが薄いとリフトしやすくなりますので、しっかり目に塗布しましょう。
1度にたっぷり塗ると凸凹ができやすいので、2回に分け2度塗りで塗布してもOKです。
(上記手順では1度目に普通の量を塗布し、2度目はフォルムを整える為にたっぷり目を塗布しています。)
フォルムを整えるコツ
フォルムを整えるのが苦手と言う方も多いですよね。少し難し作業でですがコツをつかむと慣れてきます!
●筆を使ってジェル表面を整える時は
筆は爪に付けず、ジェルだけに触れている状態で操作し、へこんでいる部分にジェルを動かします。
爪を横から見て綺麗なハイポイントを描くように整えるとより綺麗になります。
●指を逆さまにしてジェルを整える時は
あまり凹凸がなければ逆さまにするだけでも十分です。(両方行ってもOK、状態に合わせて。)
逆さまにする時は、指の傾きに注意しましょう。横から見てハイポイントが真下を向くようにし、5秒ほどキープしてフォルムを整えます。
ベースジェルのよくある疑問
ベースジェルで意外と知らない、よくある疑問をまとめました!
- ベースジェルは何度塗り?
- ベースジェルを塗らないとどうなる?
- ベースジェルの硬化時間は?
- ベースジェルを硬化してもベタつくのは?
ベースジェルは何度塗り?
とくに決まりはありませんが、薄塗りなら2度塗りしましょう。
さらっとしたテクスチャーのジェルは薄付きになりやすいので2度塗り、固めや重めのテクスチャーなら1度塗りでも丁度良い厚みになることもあります。
使用するジェルや塗布量によって異なりますが、ベースジェルが薄いと剥がれの原因となりますのでしっかり目に塗布します。
ベースジェルを塗らないとどうなる?
ベースジェルは自爪とネイルの密着を高めたり、色素沈着を防ぐ役割があります。
その為、ベースジェルと塗らないと密着が悪くすぐに剥がれたり、色素沈着による自爪の変色が起こります。
また、ベースジェルは自爪に塗布することを前提に「化粧品」として造られていますが、カラーやトップジェルは化粧品でないものも多いので、必ずベースを塗布してから塗りましょう。
参考ジェルネイル雑貨と化粧品表示の違いとは?購入時の選び方
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ベースジェルの硬化時間は?
ベースジェルの硬化時間は商品ごとに異なります。
必ず使用するベースジェルの硬化時間を確認し、正しく硬化しましょう。
ベースジェルを硬化してもベタつくのは?
ベースジェルを硬化した後にベタつくのは、硬化によって未硬化ジェルが発生する為です。これはカラージェルやトップジェルも同様です。
仕上げではベタつきを拭き取りますが、工程の途中では拭き取らずに次のジェルを塗布します。
硬化できていない訳ではないので安心してください。(何らかの理由で本当に硬化できていない場合は、塗布しようとするとベースジェルがえぐれます。)
ベースジェルを丁寧に塗ると仕上がりも綺麗に!
いかがでしたか?
ベースジェルは透明で見えにくく、何となく塗ってしまいがちですが、ネイルの仕上がりを左右する大事な土台です。
土台を丁寧に整えることで色ムラも防げますしアートもしやすくなります。
仕上がりもつるんとした綺麗な表面になりますので、ベースジェルから丁寧に塗ってみて下さいね!
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