『ジェルネイルが綺麗にできたのに、気泡が気になる!』
『気泡が入らない塗り方や直し方を知りたい。』
ジェルネイルに入り込んでしまう気泡は、プロでもよくある施術トラブルの1つです。ちょっとした原因で気泡を作ってしまうこともよくあります。
気泡が入る原因を知って、気泡が入らない塗り方と気泡が入った時の直し方を覚えましょう!
ジェルネイルに気泡が入る原因と対策
気泡ができる原因はいくつかあるので、1つ1つの工程を見直してどこが原因になっているかを確かめましょう!
原因1、ジェルの撹拌で気泡が入る
ジェルは時間が経つと成分が沈殿したり、分離を起こします。かならず塗る前にはジェルを撹拌(かくはん/混ぜる作業)し、濃度を均一にしてから使用する必要があります。
このときに勢いよく撹拌するとジェルに空気を巻き込んでしまい、気泡を作る原因となります。
対策方法
撹拌は気泡ができないように、ゆっくりと混ぜます。丁寧に行うだけで気泡ができにくくなるので、まずはいつもの撹拌を見直してみましょう。
また、撹拌を行わないとジェルが安定せず硬化不良を起こすこともあります。撹拌不要のジェルでなければ必ず行うようにしましょう。
原因2、ジェルをすくう時に気泡が入る
筆先を容器に入れる時も勢いよくすくい取ると、空気を巻き込んでしまい、気泡の入ったジェルをすくってしまいます。
ジェルをブラシにすくい取る時も気泡が入らないように注意しましょう。
対策方法
かならず筆をゆっくり入れてすくいます。
特にボトルタイプのジェルはハケを雑に戻してしまいがちです。ですがボトルタイプのジェルは粘度が低くサラッとしていて気泡ができやすい為、ゆっくりとハケを出し入れするように気を付きましょう。
原因3、ジェルの塗り方が悪くて気泡が入る
ジェルを爪に乗せる時や、塗る時も気泡を作ってしまいやすいです。ペタッと筆を置いたり、ペタペタとハケを動かすと空気を混ぜてしまい気泡を作る原因になります。
対策方法
筆を爪に置く時は、じわっとジェルが馴染むように優しく置きましょう。上下にハケ動かす時も、ベタベタと動かさずにふんわり動かすイメージです。
原因4、ブラシのパサつきで気泡が入る
ジェルブラシの毛先がパサついていると、ハケの間に入っていた空気をジェルに入れ込んでしまい気泡を作ります。
対策方法
まとまらないパサついた筆は使わないようにしましょう。
または、一度クリアジェルを筆によく馴染ませ、毛先がまとまるようになったら使いましょう。
ジェルブラシは毛先をアセトンで拭いたり、ブラシクリーナーで洗浄をよく行うとパサつきやすくなります。使用後はエタノールで拭き取るか、何も含ませずにペーパーで拭き取るのみで十分です。
ジェルブラシのお手入れ方法について詳しくはこちらで解説しています。↓
参考ジェルネイルブラシのお手入れ方法!筆が固まらず長持ちする洗い方
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ジェルやネイルに気泡が入った時の直し方
気泡が入らないように気を付けても、どうしても入り込んでしまうことがあります。その時は丁寧に気泡を取り除きましょう!
容器内のジェルにできた気泡
コンテナ容器内のジェルに気泡が入ったら、気泡部分を筆ですくいアルミホイルに出して除けておきましょう。気泡の無いジェルだけを使いネイルを仕上げます。
塗った時にできた気泡
1、2個の気泡であればライトで硬化をする前につまようじで気泡を潰します。このときダスト等が入り込まないよう、綺麗つまようじを使用します。
塗った時に沢山できた気泡
塗ったジェルに気泡が沢山入ってしまった場合は、エタノールを含ませたペーパーやコットンで拭き取り塗り直しましょう。
ちょっと手間ですが、硬化してしまうと更にやり直しが大変なので、サッと拭き取って塗り直した方が早いです。
硬化した後に気付いた気泡
塗った時は分からなかったのに、硬化後に気泡に気付くこともよくありますよね。
硬化後は一度ファイルで気泡を削り落とし、ジェルを塗り直しましょう。少し手間ですが、1ヵ月程度気泡が入ったネイルで過ごすよりも、綺麗なネイルの方が良いですよね。
サロンの施術で気泡が入っていた時は?
ネイルサロンで施術を受けた時も、ネイルに気泡が入ってしまうことはあります。
- 帰ってから気付いた
- 気付いたけど言えなかった
- お直ししてもらいたい…
こんな時は、小さな気泡でも気になる場合は、お直しを希望してもOKです!
多くのネイルサロンには施術後5日~7日程度の保証期間や、お直し期間が設けられています。小さな気泡でも、期間内であれば無料でお直しをしてくれるサロンが多いです。気付いたら早めにサロンに連絡してみましょう!
他店でお直しする場合は有料ですが、1本からでも施術が可能です。同じサロンに行けない場合は相談してみましょう。
工程を見直して気泡を無くそう!
いかがでしたか?
今回解説した気泡対策や直し方は、ネイルサロンでも実際に行われている技術ばかりです。
セルフでも少し気を付けて施術を行うだけで、今までよりもグッと気泡ができにくくなるので、ぜひ実践してみて下さい。