誤った保管方法は、液漏れや固まりを起こしたり、ジェルの変質や変色により劣化を早めてしまいます。
ジェルを正しく使うために、知っておきたい「間違った保管トラブル」と「適切な保管方法4つ」について解説します!
ジェルネイルの間違った保管トラブル
保管トラブル!
- ジェルが固まる
- ジェルが漏れる・溢れる
- ジェルが変色・変質する
ジェルが固まる
ジェルネイルは日光に当たると固まってしまいます。
ジェルネイルの容器は遮光タイプも多いですが、完全に光を遮断できるわけではなありません。
窓際や日の当たる場所に置いておくと、微量な光でも少しずつ硬化していきます。
固まったジェルは元に戻すことはできないので廃棄となります。
ジェルが漏れる・溢れる
容器のフタが完全に閉まっていなかったり、容器が少しでも傾いているとジェルが漏れてしまいます。
また、温度変化の高い場所で保管をすると容器内の圧力によりジェルが溢れ出ることもあります。
漏れたジェルはベタ付きが残りやすく、拭き取る作業も大変です。布など素材によってはジェルが付着すると取れない場合もあります。
ジェルが変色・変質する
ジェルは温度変化が高い場所に置くことで、変色や変質しやすくなります。
変色や変質したジェルは成分が均一でなく安定していないため、剥がれやすい、縮みやすい、硬化しないなど不具合が出るので使用せずに廃棄しましょう。
通常、一定期間保管していると顔料の濃いカラーほど、成分の沈殿や分離が起こりやすいです。使用前に撹拌(ジェルを混ぜる)を行いジェルを均一に整えてから使用しましょう。
劣化しているとジェルが均一に混ざらない場合もあります。
ジェルネイルの適切な保管方法4つ!
保管方法!
- ①日光を避けて暗所で保管
- ②高温・温度変化の高い場所を避ける
- ③真っすぐな状態で保管
- ④使用後は口周りを拭いて保管
①日光を避けて暗所で保管
ジェルの固まりを防ぐために、必ず日の光が当たらない暗い場所で保管しましょう!
室内でも扉付きの棚にしまうなど、窓から入り込む日差しにも注意します。
フタをしっかり状態でも、容器が遮光タイプでも完全に光を通さない訳ではありません。
②高温・温度変化の高い場所を避ける
高温の環境ではジェルがゆるくなり、低温ではジェルが固くなります。
室内でも窓際は日中と夜間の温度差が激しいため、劣化を早める原因となります。
できるだけ高温にならず温度変化の少ない場所で保管しましょう!
③真っすぐな状態で保管
漏れを防ぐために、ジェルの容器が傾かないように気を付けましょう!
フタをしっかり閉めていても液漏れしやすいので、片付ける場合はケースなどを利用し傾きが起こらないように配慮しましょう。
④使用後は口周りを拭いて保管
ジェルの使用後は容器周りの拭き取りを忘れずに行いましょう!
口周りに付いたジェルをそのままにすると密封力が落ち、中のジェルも劣化が早くなります。
キッチンペーパーにエタノールを含ませて、口周りや容器のべたつきを拭き取ります。
口周りの汚れが気になる場合は、キッチンペーパーを挟めた状態でフタを回すと溝に付着したジェルが綺麗になります。
コットンやティッシュなどは、繊維ゴミがジェルに付着したり混ざりこんでしまうので、繊維の出にくいキッチンペーパーやワイプを使って拭き取りします。
保管していたジェルを使用するときは
ジェルネイルは適切な保管をしていても、経年劣化することがあります。
使用前にはジェルを撹拌し、カラーの変色がないか、テクスチャー(緩い・固い)の異常がないか、適切に硬化できるか確認しましょう。
通常、冬場は固くなりやすく、夏場は緩くなりますので、使用前に室温に出しておきテクスチャーを確認しましょう。
ジェルネイルの使用期限
使用期限!
- 未開封のジェルは約3年程度
- 開封後は約1年程度
ジェルネイルの使用期限は、メーカーによって異なります。
一般的なものは未開封であれば3年ほどですが、開封した後は1年程度を目安に使用しましょう。
使用期限が過ぎたジェルは異常がなくても使用は控えましょう。成分が安定せず爪や皮膚に付着することで、アレルギーを起こす原因にもなるためです。
適切な保管でトラブルを起こさない
いかがでしたか?
ジェルネイルはセルフでも手軽に使用できますが、誤った保管や管理で爪や皮膚のトラブルに繫がることもあります。
適切な状態でジェルを使用するためにも、適切な保管と使用前の確認を心掛けて行いましょう!