『せっかく綺麗に塗ったのに、最後のトップコートが曇って綺麗に仕上がらない。』
セルフジェルでも、プロのネイリストでも、ジェルネイルの曇りはよくある悩みの1つです。
ジェルネイルが曇る原因は主に5つ、それぞれの原因と原因に合わせたツヤを出すための対処方法をご紹介します!
目次
原因1.拭き取り不足
曇りの原因で最もよくある原因は、未硬化ジェルの拭き取り不足です!
仕上げの拭き取りは簡単ですが、ツヤを出すためにとても重要な工程なので、プロでも丁寧に行う作業です。
曇ってしまう時は、まず始めに下記拭き取り方法を見直してみましょう!
指ごとに拭き取り面を変えてない
未硬化ジェルを拭き取る際には、コットンやワイプの拭いた面を変えて、爪ごとに違う面で拭き取りをしましょう!
一度拭き取った面には未硬化ジェルが付着しているため、続けて同じ面で拭いてしまうと、綺麗に拭き取り切れず曇りの原因となってしまいます。
コットンの場合は四つ折りにして、折り返しながら裏表を使って指ごとに拭き取り面を変えます。ワイプを使用する場合も面を変えながら、足りなければ2,3枚使用して拭き取りを丁寧に行って下さい。
クリーナーの量が少ない
拭き取り用のクリーナーやエタノール消毒液の量が少ないと、十分に未硬化ジェルを拭き取れず、曇ってしまいます。
液垂れしない程度にワイプやコットンにたっぷりと含ませて拭き取りましょう!拭き残しがなくなり、綺麗なツヤが出すことができます。
エタノールで曇る?
エタノールとの相性が悪いジェルも有ります。エタノールでの拭き取りで曇る場合は、ジェル専用クリーナーを使用し拭き取りましょう。
除光液での拭き取りは曇る?
除光液にはアセトンが含まれています。アセトンはネイルを溶かす作用があるため、使用すると曇ってしまうので拭き取りには使用できません。
原因2.硬化不足
硬化不足もよくある原因の1つです。
硬化不足が起こる場合にもいろいろなパターンがあるので、1つずつ適切に行えているか確認しましょう!
ライトが均一に当たっていない
ネイルの一部が曇ってしまう場合は、ライトの光が均一に当たっていない可能性が高いです。
ライトで硬化をする際は、ライトの中で指が傾いていないか再確認しましょう!
指が傾いていると光が均一に当たらず、硬化不足の部分が曇りの原因となってしまいます。ライトに指を平行に入れ、光が満遍なく当たるようにしましょう。
また、仕上げに30秒~1分程度追加で硬化し、指をいろいろな角度に傾けながらライトに当てます。そうすることで、両サイドやエッジ(爪先)など光が当たりにくい部分にも硬化不足を残さず、しっかりと硬化できます。
硬化時間が足りていない
ジェルはメーカーによって適切な硬化時間が異なります。固まっているように感じられても、硬化不足であれば拭き取り後に曇りが発生してしまいます。
使用するトップジェルの硬化時間が正しいか、再度確認してみましょう!
規定よりも長く硬化を行う場合は問題はありません。
ライトの劣化
UVライトは使用の経過とともに、ランプ切れやランプの光が弱まっていきます。使用から半年以上の場合はランプの消耗や劣化が起こっている可能性もあります!
ランプが劣化していると、硬化に必要な光が十分でなく、曇りの原因となってしまいます。他の原因に当てはまらない場合は、一度ランプを交換してみましょう。
LEDライトの場合は、半永久的に使用できると言われていますが、ライトの故障など不具合が起こっている可能性もあるので、できれば違うライトで硬化を試してみましょう。
ジェルとライトの相性が悪い
ジェルにはUVライトでしか固まらないジェもあります。
UVライトで固まるジェルをLEDライトで硬化した場合、硬化不良を起こし、曇りの原因となります!使用するジェルの硬化方法を再確認し、ジェルに合った硬化方法で固めましょう。
原因3.ジェルの塗布量
使い慣れないジェルを使用した時や、初心者の方に起こりやすい原因です!
爪の幅によっても適切な塗布量は異なるので、自分の爪に合った塗布量を見つけるのが大切です。
塗布量が多い、または少ない
各メーカーごとにジェルの適切な塗布量があります。
塗布量が多すぎれば硬化不良を起こし、曇ったり、中がブヨブヨしたり、シワがよったりします。
塗布量が少ない場合には、コーティングが十分でないためにツヤの効果が発揮されず曇ってしまいます。普段塗っているトップコートの量を増減させて試してみましょう。
薄めに仕上げたい:少な目に2度塗りします。
厚めに仕上げたい:一度にたっぷり塗らず、適量で2度塗りします。
キワやエッジなど一部分が曇る場合は、トップジェルが塗り切れていない可能性もあります。表面だけでなく隅々までコーティングできるよう気を付けてみましょう!
ノンワイプで曇る時は?
ノンワイプの場合は拭き取りが不要ですので、拭き取り以外の原因が考えられますね。
- 硬化不足による原因
ライトが満遍なく当たっているか?,硬化時間が適切か?,ライトの劣化がないか,ジェルに合ったライトを使っているか?を再確認しましょう。 - ジェルの塗布量による原因
塗る量が多すぎないか,少なすぎないか?
どちらかが原因になっています。1つずつ見直してみましょう。
曇った場合のやり直し方
もう一度トップジェルを塗り直したい時は、エタノールで表面を拭き取り、その上からトップジェルを塗り直してOKです。
ネイルの厚みが多少でてしまうので、気になる場合は表面のトップジェルをファイルで削ってから塗り直しをしましょう!