『ジェルネイルをしたら我慢できないくらい、熱くて痛かった!』
『熱い時と熱くない時があるけど、どうして?』
ネイルサロンやセルフネイルでもジェルを塗ってライトに入れると、熱さや痛みを感じてしまうことがあります。
どうして痛くなるのか?その原因についてお伝えします。
ジェルが熱く感じる理由
そもそも、ジェルは、ライトの光に反応して化学反応を起こすことで固まります。
化学反応が起こるとき、熱を発生させながらジェルが固まるので、その熱が伝わり『あつい!痛い!』と感じることがあります。この化学反応で発生する熱を『硬化熱』と言います。
でも、熱い時と熱くない時があるけど何でなのか?いくつか理由があります。次で説明していきますね。
※ライト(UVライトまたはLEDライトなど)
塗るジェルの量が多い
爪に塗るジェルの量が多いと、その分だけ硬化熱も大量に発生し、熱を感じやすくなります。
適量を塗ったときも硬化熱は発生していますが、熱さや痛みを感じるほどではありません。
ですが、厚みのあるジェルに仕上げる時や、表面の凹凸を整えるために、多くジェルをのせる場合があります。できるだけ、数回に分けて塗り重ねるのが適切ですが、1回で仕上げようと多量のジェルをのせた場合に熱さや痛みを感じます。
爪が薄くなっている
自爪が薄くなっている・自爪がもともと薄い方の場合は、熱が爪の下まで伝わりやすく、適量のジェルでも痛みと熱さを感じます。
施術の回数を重ねるごとに熱さを感じるようになった場合は、自爪が薄くなっている可能性もあります。
サロンの扱う道具によって
サロンを変えて熱さを感じるようになることもあります。それは道具の違いによることかもしれません。
使っているジェルやライトはお店によって様々です。特にジェルを固めるライトは光の強さの違いもあるため、『このサロンでは熱さを感じる!』という場合が出てきます。
反対に、硬化熱に配慮しているサロンであれば、以前は感じていた熱さや痛みも無くなることがあります。
施術するネイリストによって
同じサロンでも担当のネイリストが違えば、熱さや痛みを感じることがあります。
ネイリストそれぞれ施術の癖(やり方)が多少違うため、ジェルを塗る量が多いネイリストであれば、より熱さを感じる、ということがあります。
硬化熱を感じるときの対処方法
硬化熱を感じたら、我慢しなくて良いです!
ライトからすぐに手を出しましょう。硬化熱はすぐにおさまりますので、落ち着いたら再度ライトに手を戻ししっかりとジェルを固めます。
熱さや痛みがあることをネイリストに伝えれば、熱くならないようにジェルの塗布量を調整してくれます。遠慮なく伝えて下さい。
硬化熱を感じにくくさせるライトも
最近では、硬化熱を感じさせないライトもあります。
ライトの光が弱から始まり徐々に強くなるため、硬化熱が緩やかに発生することで、熱を感じにくくしています。
そういったライトを導入しているお店がありますので、熱さや痛みを気にされている方はサロンに確認してみると良いですよ。
ジェルのフィルインで熱を感じにくくなる
フィルインとは、付け替えの際に全部オフするのではなく、ベースジェルのみを残してカラーまでをオフし、根元の伸びて空いている部分にジェルを足して、綺麗に仕上げ直すことを言います。
ベースのジェルを残すことで、上に塗るジェルの硬化熱を内部に伝えにくくなります。
フィルインが可能なお店も多くありますので、硬化熱を避けたい方はサロン選びの際に確認してみて下さい。
(初めて行くサロンの場合、付いている他店のジェルをフィルインすることは基本的にありません。初回は全部オフします。2回目以降からフィルインで施術ができますよ。)
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一度ネイリストに相談しましょう
熱さや痛みを感じる原因は、複数あると分かりましたね。
でも自分がどの原因に当てはまるか、見極めることはなかなか難しいです。
ですので一度、担当のネイリストさんに相談してみてください。
爪の状態に原因があるのか、施術に原因があるのか、または硬化熱を感じにくいよう施術ができるのか、など寄り添った施術や提案をしてくれるはずです。
さいごに
いかがでしたか?
本来なら綺麗にするために行っているネイルが、痛みや熱さを伴うのはちょっと苦痛ですよね。
この記事を参考に、少しでも熱さや痛みに悩む方が減ってくれたら嬉しいです。