今までネイル検定を取得する側で頑張っていた人も今度はネイルを教える立場になれる、認定講師資格です。
プロネイリストが最終目標ではなく、プロ講師の道もありますよ。ネイリストだけではなく講師として働いていくことも仕事の選択肢として良いかもしれません。
認定講師を受験するために必要なこととは?
認定講師はかなり難しい試験です。受験をするためにも沢山の決まりがあるので、受験資格に当てはまるよう準備をしていく事が必要です。
受験資格の決まりは以下になります。↓
【ネイル認定講師試験受験資格】
- ネイル検定1級とジェル検定上級、衛生管理士資格を持っている
- 1級を取得した日から1年以上経過していること
- 実務経験を積んでいること
- JNAの認定校を卒業していること
認定校以外で学んだ方は、認定校でネイルケアとネイルイクステションの実技を合計20時間以上有するカリキュラムを受講していればOKです。なので、一度はJNA認定校に通わないといけませんが、1日に3時間の講習なら約1週間通えば認定講師の受験資格にあてはまりますよ。
その他にも下記のような規定があります。
- 20歳以上であること
- 日本語で十分なコミュニケーションが取れる方
- 授与式に必ず出席できる方
- JNA個人正会員である方
- 協会の活動に尽力できる方
- 過去3年間の間にネイリストの大会、選手権に出場していること(プロフェッショナル部門のネイルケアかまたはフレンチスカルプチュア)
決まりは多いですが、時間をかけてでも受験資格に当てはまるよう準備することが必要です。経験や知識が大切になりますのでネイルサロンに勤務しながら受験を目指すネイリストさんも多くいます。
勤務しているサロンによっては、資格取得の支援をしてくれる制度があったり、スタッフの手を借りて練習ができるので合格への近道にもなります。
将来、認定講師を目指すのであれば、そういった支援や応援をしてくれるサロン選びが大切です。
認定講師試験の内容とは?
次は試験内容についてです。
試験は一次試験と、二次試験があります。一次では技術試験と筆記試験。二次では、技術試験と面接試験です。内容は主に下記です。
- ポリッシュカラーリング(マニキュアでのフレンチルックカラーリング)
- スカルプチュア(フレンチ、デザスカ、チップ)
- 筆記試験
- 面接試験
【ざっくりみると検定と同じ?と思ってしまいますが全然違います。】
ポリッシュカラーリングはマニキュアでフレンチをします。マニキュアでフレンチはかなり難しい技術です。ジェルのようにラインの訂正ができないので。スカルプでもフレンチスタイルなので技術面は相当な練習が必要となります。
また、一人で練習するよりもプロの講師の指導を受けて練習するのがベストです。認定講師試験対策授業をしているスクールもありますので、独自の練習ではなく定期的にでも講師の直接指導を受けましょう。
JNAでは検定対策として有料のセミナーを開催しているので、そういった機会も利用して強化していきましょう。
筆記試験はJNA Guide Bookから主に出題されます。
面接試験は緊張しますね。その時により聞かれる内容も様々なので、ある程度想定の上、話す内容を決めていきましょう。
どのくらいで受かる?
もちろん個人差はあります。一発合格できる人もいれば、何度も再試験になる方もいます。試験の時間配分も考えて、何回も事前にシュミレーションし、本番の想定をしておくことが大切です。
また、ハンドモデルさん同伴で受験になりますので、練習の時からモデルさんの協力が欠かせません。本番までに美爪に成長させるのもネイリストの技術が問われます。
認定講師資格を活かして働く
講師の資格が取得できたら、サロンでネイリストとして勤務する以外の選択肢ができます。
ネイルスクールや専門学校でネイルの講師として勤務をすればネイリストより高い給料も得られますし、仕事上の拘束時間も短くなります。
また個人でネイルの講師として活躍していくことも可能です。時間をかけて取得した分、将来の選択肢は広がっていきますね。
この記事を読んでも”認定講師を受験をしよう”と思った方は、ぜひチャレンジしてくみてださいね。