当ページにはPRリンクを含みます

セルフネイル

スカルプ(アクリルネイル)が太くならない正しいピンチの入れ方!

スカルプ(アクリル)を行う時に欠かせないのがピンチの工程です。

アクリルスカルプ、ジェルスカルプどちらの場合もピンチを正しく入れることで綺麗なフォルムに仕上がります。

ネイルが太く広がらないために、知っておきたい正しいピンチの入れ方を解説します!

ネイルのピンチとは?

アクリルスカルプのピンチの入れ方

ピンチとは、ネイルの幅を整えて適度なCカーブを作る作業のことです。

ネイルが固まる前に両サイドを押すことで横幅の広がりを抑えて、すっきりと整ったフォルムを作ります。

主にアクリルネイルやジェルネイルで長さだしをする際にピンチを行います。

「ピンチング」が正式な呼び方で、ピンチを行うことを、「ピンチを入れる」とも言います。

アクリルスカルプのピンチの入れ方とタイミング

スカルプのピンチの入れ方

アクリルは徐々に硬化するのでピンチを入れるタイミングが大切です。

ピンチが早すぎるとアクリルが柔らかく、ぐにゃっとフォルムを崩してしまいます。遅くてもアクリルが硬化してしまいピンチが全く入らなくなります。

アクリルの硬化速度は部屋の温度やミクスチャーの量など状態と環境によって異なるので、ピンチを入れるタイミングの見極め方を覚えましょう!

ピンチのタイミングと手順

  • ①アクリルの温度を確認
  • ②アクリルの音を確認
  • ③アクリルの固さを確認
  • ④アクリルにピンチを入れる

①アクリルの温度を確認

ミクスチャーをのせ、硬化が始まると徐々に硬化熱が出ます。アクリルの表面を触ってやや温かいくらいがピンチのタイミングです。

しっかり温かさを感じる頃には、ピンチが入らないくらい硬化が進んでいます。反対に表面が冷たい段階ではまだアクリルが柔らかすぎるので時間を置きましょう。

②アクリルの音を確認

温度を確認したら爪先やウッドスティック等でアクリル表面を優しくたたき、音を確認します。

カツカツと硬い音がせず、叩いても変形しない程度がピンチのタイミングです。

カツカツ音がするのは、アクリルが固まっている状態なのでピンチを行うには手遅れです。

③アクリルの固さを確認

温度と音を確認したら、両サイドを優しく押さえてアクリルの固さを確認します。

押さえた部分がぐにゃっと変形せず、力がほどよく加わる程度が適切です。

④アクリルにピンチを入れる

固さを確認し、しっかりピンチを入れていきます。

親指の爪を使って、両サイドのストレスポイントを均一な力で2~3秒ほど押さえ、先端にかけてもピンチを入れます。

サイドを縦に真っ直ぐ繋げるようなイメージです。

力の掛けすぎは爪の剥離の原因となります。ネイルの固まり具合にもよりますが、余計な力は掛けずに押さえる程度で十分、綺麗なピンチが入ります。

ジェルスカルプのピンチの入れ方

ジェルスカルプのピンチの入れ方

ジェルネイルスカルプの場合は、ジェルを仮硬化させてピンチを入れます。

ピンチの手順

  • ①先端の長さを塗布
  • ②ライトで仮硬化
  • ③ピンチを入れる
  • ④ライトで完全硬化

①先端の長さを塗布

フォームを付けたら、自爪の先端(ややネイルベッドに被る位置)から好みの長さまでジェルを塗布します。

両サイドはジェルが足らなくなりやすいので、サイドまでしっかりジェルを塗布しましょう。

特にストレスポイントはしっかり覆います。

②ライトで仮硬化

先端にジェルを塗布したら、ライトで3~5秒だけ仮硬化します。

塗布量や使用するジェルによって仮硬化の時間は変わりますが、ジェルが完全に固まらない程度に硬化にします。

③ピンチを入れる

仮硬化したらピンチを入れます。

親指の爪を使い、両サイドのストレスポイントを両側から押さえて、適度なCカーブを付けます。

先端にかけても真っ直ぐつなげるようにピンチを入れます。

力は掛けすぎないように注意しましょう。ややしっかり目に押さえる程度で十分です。

④ライトで完全硬化

ピンチを入れたら、もう一度ライトに入れて規程の時間通りに硬化し、ピンチ完了です。

固くてピンチが入らない時は

スカルプのピンチの入れ方

アクリルスカルプの場合、タイミングを逃してしまうとネイルが完全に固まりピンチが入らなくなります。

その時はピンチを諦め、ファイリングでサイドを整えます。

Cカーブがないのでネイルが太く、平たく仕上がりやすいですが、しっかりサイドにファイリングを行えば問題ありません。

ジェルスカルプの場合も同様です。ライトで硬化し過ぎてピンチが入らなかった場合はファイリングで整えます。

ピンチにおすすめのツール

ピンチは、ピンチングツールを使って行うことも出来ます。

とくにセルフネイルの場合は、ツールがないとピンチができないので、スカルプを行う方は持っていると便利です。

ピンセットのような形をしており、ネイルを挟みこんで両側から均一なピンチを入れることができます。

ピンチングツール

アクリル、ジェルスカどちらにも使えます。爪で押さえるよりも均一なピンチができるので、サイドが真っ直ぐ綺麗に整います。

楽天で商品を見る

ピンチのよくある質問

最後に、ピンチのよくある質問2つをまとめました。

ピンチを入れないとどうなる?

ピンチは入れなくても問題はありませんが、ピンチを入れないことでネイルが広がりやすく太くなったり、平たい仕上がりになります。

ある程度はファイリングでしっかり整えることができますが、ピンチを入れた方がフォルムが綺麗です。

またCカーブを作ることでネイルに強度が生まれ、折れにくいネイルに仕上がります。

ピンチが痛い時は?

ピンチは両側から押さえるので圧迫感はありますが、あまり強い痛みを伴う場合は、ピンチを強く行いすぎています。

ピンチを強くすることで爪が皮膚から剥がれる、「剥離(はくり)」を起こしてしまう事もあるので注意しましょう。

ネイルが適度な柔らかさの状態でピンチを行えば、必要以上の力を掛けなくてもピンチを入れることができます。

ピンチでフォルムの綺麗なネイルに!

いかがでしたか?

ピンチのタイミングは難しいですが、慣れると徐々にスムーズなピンチができるようになります。

特にスカルプは厚みや太さが出やすいので、ピンチを入れることですっきりしたフォルムに繋がります。

ぜひ、ピンチを正しく行って綺麗なネイルを目指してくださいね!

-セルフネイル
-,

© 2021 美ネイル.