『スカルプが根元から浮いてくる。』
『付けたばかりなのに持ちが悪い。』
スカルプネイルの持ちの悪さに繋がる原因は、施術による原因と施術以外の原因(爪の状態、ネイルの扱い方)に分けられます。
通常ならスカルプは4週間以上持たせることもできるので、施術工程や扱い方を見直して、浮きにくく持ちの良いネイルに改善しましょう!
スカルプがすぐに取れる・浮く原因
施術による原因
- ミクスチャーが硬い
- ミクスチャーの置き方が悪い
- ケア・サンディング不足
施術以外の原因
- 爪の乾燥
- ネイルの扱い方が悪い
原因①ミクスチャーが硬い
施術で特に浮きの原因となりやすいのがミクスチャーの硬さです。
適切な硬さでミクスチャーをのせれていないと、スカルプを付けた直後でも下記のような状態になります。
- 付けたばかりなのに根元から浮く
- 根元や皮膚周りのスカルプが白い
ミクスチャーが柔らかい場合はまだ良いのですが、硬すぎると爪に馴染まず密着しないためすぐに浮いたり取れたり、根元が白く浮いた状態になってしまいます。
施術直後なのに根元が白く浮きが出来ていると、髪の毛が引っかかりやすく、小さな引っ掛かりや衝撃ですぐに外れてしまいます。
原因②ミクスチャーの置き方が悪い
爪に馴染ませようとミクスチャーを押したり触り過ぎている、キューティクルやサイドの皮膚にミクスチャーが流れてしまうのはNGです。
特に根元やサイドはミクスチャーを触らなくても、じわっと馴染んで勝手に綺麗になるのが理想。あとは先端に向けて長さや形を整えるだけが適切です。
原因③ケア・サンディング不足
ケア不足のままスカルプを行うと、爪表面や皮膚周りに溜まった角質がスカルプの密着を妨げてしまいます。
またスカルプの場合サンディング不足は一番浮きの原因に繋がりやすいです。
ジェルと違って爪に密着するような成分が入っている訳では無いので、サンディングによってミクスチャーが引っかかる状態を作らないと浮きに繋がります。
原因④爪の乾燥
スカルプに限らずですが、ネイルを付けた後は爪や爪周りの保湿が大切。
乾燥していると爪の柔軟性がなくなり、小さな衝撃でも自爪が折れたり割れやすくなり、同時にネイルも剥がれやすくなります。
原因➄ネイルの扱いが悪い
スカルプで長さを出している場合は、生活上でのネイルの扱いに気を付ける必要があります。
スカルプの先端で物をつかんだりすると長いネイルほど自爪に掛かる負担が大きくなる為、ネイルをしている場合はネイルの先ではなく、指の腹を使って生活しましょう。
またぶつけたり、引っかけてしまうと衝撃でネイルが剥がれやすくなるので、いつも以上にネイルを丁寧に扱う必要があります。
スカルプが浮かない施術と対策
どうしてもスカルプの浮きが起きてしまう場合、1つ1つの工程を見直してより丁寧に行ってみて下さい。
①適切なミクスチャー硬さと置き方
ミクスチャーを適切な硬さや量で筆に取れるようになるには慣れが必要ですが、コツを掴むと1ヵ月以上も浮かないスカルプになります!
ミクスチャーは室温や手の温度によっても固まる早さが異なります。温かいと早く固まりますので、状況に合わせてリキッドの量を適切に調整しミクスチャーを取ることが大切です。
爪にのせる時はキューティクル周りから少し離して置き、ジュワッと自然に広がって馴染ませましょう。根元やサイドは極力触らずに馴染ませると爪との密着が綺麗にできます。
後は先端に向けてミクスチャーを動かし、形と長さを整えます。
②丁寧なケアと適切なサンディング
キューティクル周りはポケットができるようしっかりプッシュアップしましょう。ミクスチャーを馴染ませる際に、しっかりと甘皮が上がっていないと皮膚に付着してしまいます。
皮膚周りのサンディングも丁寧に行い、ダストを拭き取りプレプライマーとプライマーを塗ってからミクスチャーをのせましょう。
プレプライマーは爪表面の油分と水分をしっかり除去してくれます。プライマーはスカルプの密着を良くしてくれます。プレプライマー→プライマーの順で塗布して下さい!
③乾燥を防いで丁寧に扱う
スカルプを付けたあとは、こまめにネイルオイル塗って保湿を心掛けましょう!
また、温泉やプール、海水浴は一時的に爪の水分量が多くなり、その後水分が蒸発乾燥することでネイルとの密着面が剥がれやすくなる為、できる限り避けるようにします。
ネイルや自爪に負担を掛けないよう、爪先ではなく指の腹で物を扱うようにしましょう。