『セルフでジェルをしても、すぐに剥がれる。』
『ジェルネイルがすぐに浮くのは、なんで?』
自分でジェルネイルをすると、すぐに剥がれてしまう。そんな悩みがある方も多いですよね。
時間をかけてせっかく付けたネイルを、もっと長持ちさせる為にも、剥がれる原因を見直して解決していきましょう!
目次
セルフジェルネイルが剥がれる原因2パターン
ジェルネイルが剥がれる原因は、いくつも考えられますが、大きく分けると、2パターンの原因があります。
- 施術による原因
セルフジェルネイルの付け方による原因 - 施術以外の原因
使用するジェルやライト、または自爪の状態やネイルの扱いによる原因
最初は、施術による原因から見直してみて、それでもすぐに剥がれる場合は、施術以外の原因も考えてみましょう。
【施術による原因と、持ちを良くする方法】
今まで行っていた手順の中に、何か剥がれやすくなってしまう原因が、隠れているかもしれません。
少しの改善で、劇的に持ちが変化することもあるので、1つずつ丁寧に見直していきましょう。実際にサロンのネイリストも、日々心掛けている技術ばかりです!
原因1、ネイルケア不足
ジェルネイルを塗る前に角質除去や、プッシュアップはできていますか?
ジェルネイルが剥がれやすい原因の中でも、よくあるのが、ネイルケア不足です。
爪の表面やキューティクル周りには、目に見えない角質が多く溜まっています。そのままジェルを塗ってしまうと、角質が邪魔をして、ジェルを密着させることができません。
ネイルケアをしっかり行い、余分な角質を除去することで、ジェルが密着しやすくなり剥がれ防止に繋がります。
また、余分な甘皮にジェルがくっ付いてしまうと、ジェルが根元から剥がれる原因になります。
プッシュアップを丁寧に行い、皮膚にジェルが付かないよう、1~2㎜程度隙間を空けて塗りましょう。
ネイルケアは難しい…と思われがちですが、少しの手間をかけるだけで、十分に持ちを良くする効果があるので、丁寧に行ってみて下さい。
セルフケアのやり方はこちらから!↓
おすすめ記事セルフネイルケアのやり方を解説!ジェルやマニキュアを長持ちさせよう
続きを見る
キューティクルカットもした方が良い?
セルフケアの場合、甘皮のカット(キューティクルカット)は、行わなくても大丈夫です!
プッシュアップをしっかりと行えば、甘皮と爪表面の間に隙間ができ、剥がれの原因となるジェルの付着を防げます。
慣れないニッパーでの甘皮カットは、パサつきの原因にもなるので控えましょう。
原因2、サンディング不足
サンディングは、適切なファイルと、やり方で行えていますか?
通常、爪の表面は滑らかな状態です。そこにジェルを塗っても、滑りやすく密着してくれません。
そのため、爪にサンディングを行い、表面に小さな傷をつけることで、ジェルが溝に入り込み、しっかりと密着してくれます。
特に、キューティクル周りのサンディング不足が、根元からの剥がれを起こしやすいです。
サンディングに使用するファイルの種類やグリット数、ファイルの当て方を見直してみましょう。
適切なサンディングのやり方は、こちらで解説しています!↓
おすすめ記事ジェルネイルのサンディングはどのくらい?セルフで行う適切なやり方
続きを見る
原因3、油分・水分除去不足
拭き取りはエタノールやリムーバーで、キワまで行いましたか?
ネイルケアや、サンディングがしっかり出来ていても、爪表面の拭き取り(油分・水分除去)が足りていないと、ジェルを弾いてしまい、爪に密着しません。
拭き取りには、油分・水分除去に効果的なエタノール消毒液、または拭き取り用のリムーバーを使用しましょう。
爪表面や、爪の横と先端、根元周りをしっかり拭きます。
また、拭き取りはコットンではなく、キッチンペーパーや拭き取り用のワイプを使用します。
コットンは繊維が爪に残ってしまい、ジェルに絡まったり、ジェルを硬化した後のガサ付きに繋がります。
プレプライマーの使用は必要?
プレプライマーとは、拭き取り後に塗布することで、油分や水分をより除去してくれる液体のことです。拭き取りのみよりも、更にジェルの密着度を高めてくれます。
使わなくても、拭き取りさえしっかり行えば、ジェルネイルを4週間持たせることが可能です。実際にサロンではプレプライマーを使用していない場合も多いです。
どうしても剥がれや浮きが改善しない場合は、試してみて下さい。
プレプライマーでしっかりと密着したジェルは、オフする際に剥がれにくいこともあります。その場合は、オフを丁寧に行ってください。
原因4、ジェルの塗布量
特にベースジェルは、少なすぎても、多すぎてもだめです。
ベースジェルの塗布量は、かすれが無く、薄すぎない量で、爪の先端(エッジ)まで全体にツルンと塗ります。多すぎると、爪が巻きやすくなる原因にもなります。
仕上げのトップコートジェルにも、気を付きましょう。先端からジェルが剥がれやすい方は、トップジェルがエッジ(先端)に塗れていない可能性があります。
爪表面を塗ったら、筆に残っているジェルで、筆先を使いエッジをなぞるように塗ります。(トップだけでなく、べースやカラーもエッジまで塗ります。)
原因5、仕上げの削りすぎ
仕上げに、ジェルの周りを削りすぎていませんか?
一番最後に皮膚に付いたジェルや、先端のガサ付き削ったり、フォルムを整える為にファイルで削る方も多いと思います。その際には、削りすぎに注意です。
ジェルは簡単に削れてしまうので、せっかく先端までコーティングしても削りすぎてしまえば、剥がれやすい原因になります。
目の粗いファイルではなく、スポンジファイルやエメリーボードで、軽めに優しく整えましょう。
【施術以外による原因と、持ちを良くする方法】
ここからは、施術以外での剥がれの原因を確認していきましょう!
「道具を変えたら、一気にネイルが長持ちするようになった!」なんてことも、よくあります。
使用している道具の確認や、見直しも、大切ですね。
原因6、ジェルとの相性
ジェルと爪の相性が良くなければ、剥がれの原因となる場合も。
ジェルにも、爪に合うもの、合わないものがあります。特に、水分が多い爪や、爪の薄い方はジェルの種類に関わらず、ジェルネイルが剥がれやすい傾向にあります。
ジェルはメーカーによって成分が異なるため、どうしても、剥がれが改善しない場合は、ベースジェルのメーカーを変えて様子を見てみましょう。
メーカーは、統一しなくて良いの?
ベース、カラー、トップ、それぞれ違うジェルメーカーでも問題ありません。
ごくごく稀に、メーカーが異なることでジェル同士の密着が悪く、剥がれてしまうこともありますが、本当に稀です。
ただ、異なるメーカーのジェルを混ぜ合わせるのはNGです。(それぞれ配合の成分が違う為)オリジナルカラーの作成時などは、同じメーカー同士のカラージェルで混ぜ合わせます。
爪の薄い方のベースジェル選び
爪の薄い方は、ネイルを繰り返すことで、サンディングやオフの負担により、さらに爪が薄くなりやすいです。
その場合は、オフの簡単なジェルの使用や、ノンサンディングジェルの使用で、負担を軽減しましょう。
※ノンサンディングジェルとは、サンディングをせずに(傷をつけずに)塗っても、密着するジェルのことです。
注意※ノンサンディングジェルの中でも、人気があるパラジェル。聞いた事がある方もいらっしゃると思いますが、パラジェルはプロ用品になるので、適切な技術をもって扱わないと効果が発揮されず、剥がれやすくなることも多いです。使用はおすすめしません。
<おすすめノンサンディングジェル>
シャイニージェルのパワーべ―スは、サンディング不要で使えるベースジェルです。弱酸性で造られていて、爪にとても優しく、オフもしやすいのが魅力です。
密着力はしっかりしているので、4週間キープも可能。サロンでも使用されており、品質クオリティが高く安心なジェルメーカーです。セルフでの使用も可。
原因7、ライトの原因
使用しているライトが悪く、硬化が不足で剥がれてしまうこともあります。
- ライトのランプが切れていないか?
- ライトが故障または、劣化していないか?
確認しましょう。
UVライトの場合は半年~1年程度で、ランプの交換が必要です。
UVランプは消耗品なので、光が以前より暗い場合や、以前より硬化に時間が掛かる場合は、ランプの交換を行いましょう。
LEDライトの場合、セルフで購入できる手頃な価格帯のものは、砲弾型と言われるライトの造りで、劣化しやすいタイプです。
1年程度を目安に、劣化を感じたり、ジェルが硬化しずらい場合は、買い替える必要があります。
チップ型で造られたLEDライトは、劣化しにくく、半永久的にも使えると言われるLEDライトです。少し、値段が高価になりますが、定期的な買い替えの手間もなく、硬化不良を起こしにくいです。
購入しやすい価格帯のライトも豊富にありますが、あまり安すぎるものは、性能が悪く、硬化不良を起こす場合もあります。
定期的にセルフジェルを行う方は、簡易なライトではなく、本格的なライトを見極めるのも必要です。
<おすすめLEDチップ型ライト>
シャイニージェルはネイルサロンでも使われる、ネイルメーカーです。
プロ仕様のライトは数万円しますが、セルフでも購入しやすい価格帯で造られたコンパクトタイプのLEDライト。チップ型のLEDライトで劣化しにくく、ハイパワーで効率よく硬化できます。また、1年間の保証が付いているので安心。
原因8、ジェルネイルの扱い方による原因
ジェルネイルをしている爪は、できるだけ負担をかけないようにしましょう。
- 水仕事をする際は、手袋をする。
- 段ボールは手で開けずに、ハサミ等を使用する。
- 爪先をぶつけたり、酷使しない。指の腹を使うようにする。
パソコンを使う方や、家事をする方、水に触れる機会の多い方は特に、ネイルへの負担が掛かりやすいです。
そのため、トップジェルでのコーティングを厚めに行うと、剥がれ予防が必要になります。
また、トップにハードジェルを使うと、より硬さがあり、ネイルを頑丈にすることができます。
ただハードジェルは、ソフトジェルとは違い、アセトンやオフリムーバーで溶けない為、ファイルを使って削り落とす必要があります。オフに少し手間が掛かります。
いかがでしたか?
剥がれの原因は、かなり沢山ありますよね。
1つ、1つ細かい作業ですが、せっかく付けるネイルだからこそ、長持ちさせたいですよね。
次回セルフネイルを行う際には、ぜひ参考にしてみて下さい!