こんにちはネイリストnicoです。
今回は、これからネイル検定の練習を始めようとしている方のために、【練習の始め方、ポリッシュの塗り方や練習方法】を解説します。実際に私がネイルスクールで習い、実践していた練習方法のコツやポイントをまとめました。
・ポリッシュの扱い方に慣れる練習方法
・塗り方の感覚をつかむ練習方法の2点についてです。
「何から練習を始めたら良いの?」「練習の方法は?」と考えている方は、ぜひ参考にして下さい。
ポリッシュの適切な取り方
綺麗に塗るためには、ポリッシュの取り方が大切になります。
【ポリッシュの取り方】
ポリッシュのボトルネックでハケを前後に動かし、前後の余分なポリッシュを落とします。片面にはポリッシュが付いてない状態で、もう片面の先端には必要な量のポリッシュだけを残します。
ポリッシュを取る量は、爪の大きさによって変わるので、モデルさんの爪に合う適量が取れるように練習します。足りなければ、ポリッシュを付け足しても問題はありませんが、一度で塗れると時間短縮にもなるので、指1本分のポリッシュを取れるように心掛けましょう。
ポリッシュの正しい塗り方
真ん中→左→右の順で塗ります。
1、真ん中のキューティクル手前にハケをおく。
2、ハケをお押し上げてキューティクルラインを決める。
3、ハケを爪先まで引く。
4、左側を塗る。
2で決めたキューティクルラインにハケの角を合わせて、キューティクルラインを繋げるようにコーナーを塗り、ハケを先端まで動かす。コーナーを塗った後、一度ハケを離してサイドラインを塗った方がハケを動かしやすいです。
5、右側を塗る。(4と同じ塗り方)
初めは紙で塗り方の練習をする
初めての練習では、とにかくポリッシュの塗り方、ハケの動かし方に慣れることが大切です。スクールなどでも最初に実践されている練習方法です。
まずは、紙にペンで爪の形を書きます。爪のサイズより少し大きめな形でざっくり書けたらOKです。すべて手書きは大変なのでコピーして10枚程度用意します。
書いた爪のラインに合わせてはみ出さないように、丁寧に塗る練習をします。簡単な作業に見えるかも知れませんが、いきなり爪で練習を始める前にしっかりと筆の動かし方や扱い方を身に付けると、実際爪に塗る時もスムーズに塗る事ができます。
ネイルチップで練習をして感覚をつかむ
紙で練習がある程度できたら、今度はネイルチップで練習します。ハンドのマネキン(通称ハンドくん)を利用すれば手に近い塗り方を練習できます。
ハンドくんにネイルチップを付ける時は、貼ってはがせる粘着剤がオススメです。(ひっつき虫300円くらいなのでオススメ。)かなり安定感があり、何回でも繰り返し使えます。ネイリストもアートのチップサンプルを作る際に使用している方が多いです。
ハンドくんの指先にひっつき虫を貼り、キューティクルの隙間にしっかりとチップを合わせて装着します。この状態で先程の塗り方を練習します。
ハンドくんが無い場合はネイルチップスタンドでも練習は可能ですが、ハンドくんの方がキューティクル周りなど、より実際の手に近い感覚で練習ができるのでオススメです。
手で塗り方の練習をする
実際に手で練習する場合は、簡単にケアをしてから練習しましょう。ケアをしていないとキューティクル周りの角質が邪魔になり、ラインを綺麗に取ることができません。甘皮をプッシュアップ、ニッパーでカットします。ケアができたら、練習に入りましょう。
塗り方は紙での練習と同じ塗り方ですが、手の場合はスキンアップ、スキンダウンが大切になります。ポリッシュが皮膚に付かずキワまで塗れるように、しっかり皮膚を押さえます。
1、ベースコートを塗る。
ベースコートを塗った場合のハケの滑り方が違うので、練習の時から本番同様の状態での練習するのがベストです。
2、エッジを塗る。
手を裏返し、エッジ(爪の先端)にポリッシュを塗布します。この時は、ポリッシュを取る量も少しで良いのでハケに付いた余計なポリッシュをしっかりボトルネックで切ります。
3、真ん中のキューティクル手前にハケを置きます。キューティクル周りの皮膚を持ち上げハケを奥まで押しラインを決めたら、爪先まで塗ります。
4、左側を塗る。この時もサイドの皮膚を下に引き下げて、サイドラインまで綺麗に塗ります。
5、右側を塗る。(4と同じ要領でぬります。)
6、カラーの2回目を塗ります。
本番の流れでは、両手の1度塗りが終わったら、2度塗り目をしていきます。
1度塗り目は、キューティクルラインや、サイドラインを決める作業になるのでムラは気にせず、しっかりとキワまで塗ることが大切です。
2度塗り目は、ムラをなくす作業になるので、キワを気にせず全体のムラを無くすように気を付けます。
まとめ:塗り方の感覚がつかめたら次にすること
この記事では、初めて赤ポリッシュを塗る時の練習方法、練習の仕方についてまとめました。この練習に慣れてきたら、本番同様の流れに沿って練習していきましょう。
別記事で手順の流れについてまとめているので、よければそちらも参考にして下さい。