『レジンとジェルネイルってほぼ同じだよね?、クラフト用のレジンをネイルに使っても問題ない?』
ジェルネイルとレジンは同じUVライトで硬化することができますが、使用目的と成分に大きな違いがあります。
その為レジンをネイルに使用することは、爪や皮膚に悪影響を与えることもあるので使用はNGです。
実際にどんな違いやどんな危険があるのか、知っておきたい2つの違いを解説します!
ジェルネイルの成分とは
一般的なジェルネイル製品は、化粧品(爪化粧品、爪化粧料)として登録され販売されています。
化粧品として製品を販売するには、国への登録が必要となります。
人体に使用しても問題のないと定められた成分だけを使用し、製造所や販売者などの厳しい衛生管理の基準を満たす製品だけが化粧品として明記、販売することができます。
ジェルネイルは爪に直接塗布しますので、やはり安心して使用できる製品を選ぶことがですね。
雑貨として販売さるジェルネイル
一般的なジェルネイルは「化粧品」として販売されていますが、たまたに「雑貨」と表記され販売されているものもあります。
「雑貨」とは、人体に使用することを目的とした製品では無いので内容成分や製造元、販売元が不明確であったり、人体への使用には適していない成分が入っていることもあります。
特に日本の薬事法よりも規定の緩い国の製品は、日本では許可されない成分や量を多く含んでいることもあり、日本で販売する際には雑貨と表記されていることが多いのです。
海外製品だからとすべてが危険な訳ではありません。アメリカや韓国製のネイル用品は日本よりも最先端のものも多くありますので、しっかりと使用目的や成分を確認して選びたいですね!
参考ジェルネイル雑貨と化粧品表示の違いとは?購入時の選び方
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レジン液の成分とは
クラフト用レジン液、UVレジン液など製品によって呼名は異なりますが、どのレジンも「化粧品」として明記販売されていません。
レジンの主な成分
<UVレジン>
- アクリルレート
- アクリレートモノマー
- 重合開始材(硬化剤)
<エポキシレジン>
- エポキシ樹脂
- ポリアミン硬化剤
レジンの種類によって異なりますが、どの成分も人体への使用に適した成分ではありません。
製品の注意事項にも「クラフト用ですので、人体に使用しないでください。」「皮膚に付着したらすぐに拭き取り洗い流してください。」等と必ず記載があります。
ジェルネイルと違って「化粧品」ではなく、爪に塗布する目的で造られていませんので、ネイルへの使用は行わないようにしましょう。
爪の変形や変色など、トラブルの原因となることもありますので注意が必要です。
安全で適切な使用を!
今回は、意外と知らないジェルネイルとレジンの違いを解説しました。
似たような製品でも使用目的が違えば、こんなにも内容成分や人体への安全性も異なります。
どんな製品でも必ず使用方法を確認し、適切な使用を心掛けてくださいね!