ネイリストの中でも取得率の高い資格は、ネイリスト検定やジェルネイル検定などですが、どちらも主にハンドネイルに関する試験です。
ハンドだけでなく、フットネイルの需要も高い現在では、フットネイルのケアについて技術や知識を修得できるフットケアの資格取得も高まっています!
プロの取得も増えている「JNAフットケア理論検定試験」について受験内容や費用、開催場所など詳細を解説していきます。
JNAフットケア理論検定試験とは?
ネイリストがフットケアを施術する為に必要な理論の修得するための試験です。
ジェルネイル検定を主催するJNAが2019年からスタートした試験で、サロンでの足の爪や周りの肌に対する健全なフットケアの普及を目的としています。
受験に必要な資格
ネイル施術の基本的な技術と理論を修得している方を対象に行っているため、下記のいずれかを取得していることが条件となっています。↓
・ネイリスト技能検定試験(JNEC):3級以上
・JNAジェルネイル技能検定試験:初級以上
・JNAネイリスト技能検定国際試験:3級以上
※但し日本国内に合否通知送付先住所のある方。
また、公式のテキストを購入しテキストに印字されたシリアルナンバーが受験の申し込みに必要となります。
その為、受験には公式テキストの購入が必須となります。※1つのシリアルナンバーで1人の受験。
試験の開催場所・日程
全国のJNA認定校で随時開催されています。
2022年の4月時点では、毎月、全国各地の認定校で開催があります。
詳しい開催場所と開催日程はこちら。
フットケア理論検定試験の内容
- 試験所要時間:3時間
- 筆記試験のみ(実技なし)
- マークシート方式
試験当日は、各会場のJNA認定校にて、まずフットケア理論のセミナー(120分の講義)を受けます。(休憩含め)
その後、筆記試験準備として30分間を設けられたのちに、筆記試験(30分)を行います。
講義を聞いて、試験前に30分自習をしてから受験という流れです。
試験の出題範囲は公式のテキストからなので、事前にテキストを読み込んでおくとより講義の内容も頭に入りやすく正答率も上がります。
試験の難易度
ネイリスト検定やジェルネイル検定の筆記試験よりも、難しい内容になっているようです。
ネイリスト検定などのように単語を暗記するという感じよりも、しっかりとケア理論を理解しテキストを読み込んでおく必要があります。
不合格になる方もいるそうなので、ある程度予習をして臨むのが良いでしょう!
合格の基準
セミナーを受講し、筆記試験が100点満点中80点以上で合格です。
※試験に遅刻・テキストを忘れた場合は受験できません。
また、筆記用具忘れは減点対象、受講態度が悪いと減点や失格対象になることも。
合否の結果
受験の翌月25日に合否通知が発送となり、合格者にはディプロマが同封されます。
受験費用
受験料
- 一般価格:8,800円(税込)
- 会員価格:6,600円(税込)
JNAの会員であれば割安で受験することができます。
受験料のほかに、公式のテキスト「JNAテクニカルシステム ~フットケア~」3,300円(税込)が必要になります。
正しいフットケアの知識と技術習得に!
今回はネイルに関する資格試験の中でも、比較的新しいフットケア理論検定試験について解説しました。
足の爪や周りの肌は、皮膚の疾患やネイルトラブルが起こることも多いです。
その為ハンドだけでなくフットケアについても正しい知識と技術を身に付けて、適切な施術を提供できるネイリストでありたいですね。
ぜひ、フットケア理論の資格取得を目指してみて下さいね!