『ジェルを塗っても、はじいて上手く塗れない。』
『硬化した後に、ジェルネイルが縮んでいる。』
丁寧に塗ってもなぜかジェルをはじいたり、縮んだりしてキワまで綺麗に塗れないこともセルフネイルでは、よくあるトラブルの1つです。
でも、ちょっとしたことですぐに解決しやすい問題でもあります。
ここでは、ネイリストも実践する原因別の対処方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
ジェルを塗ってもすぐに縮む・はじくとき
ジェルを爪に塗った時に縮む・はじく原因は、主に3つあります。
- 原因1.油分水分除去の不足
- 原因2.サンディング不足
- 原因3.塗布後、硬化をすぐに行っていない
(原因3はベース,トップ,カラージェルに共通の原因です。)
原因1.油分水分除去の不足
ベースジェルを爪に塗った時に縮む・はじくのは、爪表面に油分や水分が付着していて、ジェルをはじいてしまっている可能性があります。
ジェルを塗る前に、エタノール消毒液やクレンザー、プレップ等でしかっりと油分・水分除去(拭き取り)を行いましょう。
またケア不足で角質が爪表面に残っている場合も、縮みやはじきの原因になります。丁寧に前処理を行いましょう。
適切な拭き取り方法
キッチンペーパーにエタノールやクレンザー等をたっぷりと染み込ませ、爪の先端、爪の裏、爪表面、両サイド、根元のキューティクル周りをなぞるように拭き取ります。
コットンを使用すると繊維が爪に残り、ジェルを塗った時にでこぼこの原因になるため、キッチンペーパーの使用が良いです。
ジェルを塗る前に、適切なネイルケアのやり方はこちら↓
参考セルフネイルケアのやり方を解説!ジェルやマニキュアを長持ちさせよう
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原因2.サンディング不足
ベースジェルが縮む・はじくもう一つの原因は、サンディング不足による場合です。
- サンディングをキワまで行えてない。
- 使用するファイルの目が細かすぎる。
サンディングをする事で、爪表面に小さな傷ができジェルが傷に入り込むことで密着しやすくなります。
サンディングが不足していると、爪表面がツルツルな為にジェルが密着できず、はじいたり縮んだりしてしまいます。
サンディングを過度に行うと、爪を痛める原因になるので、適切なサンディングが必要になります!
適切なサンディング方法
- 180G程度のファイルを使用します!
甘皮のプッシュアップなどネイルケアが終わったら、ファイルでサンディングします。
サイド→根元→サイド→全体の順でファイルをあてることで、サンディング不足を防ぎます。
サイドや根元などキワにあてる時は、皮膚を引っ張りながら(スキンダウン)行うと、ファイルが当たりやすくなります。
サンディングができたら、ダストをはらい油分水分除去を行ってジェルの塗布に入ります。
※サンディングがよく分からない方は、こちらで詳しく解説しています。↓
参考ジェルネイルのサンディングはどのくらい?セルフで行う適切なやり方
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原因3.塗布後、硬化をすぐに行っていない
これは、ベース、カラー、トップジェルに起こる共通の原因です。
ジェルを塗ってから硬化するまでに時間がかかると、ジェルはどんどん縮んだり、かたよったりしてしまいます。特に慣れていないときは、片手を塗り終える間に1本目から縮みはじめてしまいます。
その場合は一気に塗るのではなく、2本ずつ塗って硬化するなど、ジェルの塗布から硬化までに時間をかけ過ぎないようにしましょう。
プロのネイリストでも使用するジェルや爪の状態によっては、縮みができないように2.3本ずつ分けて塗ることがありますよ!
硬化するとジェルが縮んでいるとき
ジェルをライトで硬化した後に、キワなどが縮んだ状態で固まっている時の原因。
全てベース、カラー、トップジェルに起こる共通の原因です。
- 原因1.ジェルを多く塗り過ぎている。
- 原因2.ジェルがフラットに塗れていない。
- 原因3.ライトとジェルの相性が悪い。
原因1.ジェルを多く塗り過ぎている
特にカラージェルの場合は、塗る量が多いと縮みやすいです。
通常ジェルは硬化する際にギュッと密着するように固まるため、わずかな縮みが起こっています。
そのため1度に塗る量が多いと、縮む力が大きくなり目に見えてキワがはじいたような、縮みができてしまいます。
ですので硬化後の縮みに悩んでいる方は、一度に塗る量を減らして塗ってみて下さい。
塗り方のコツ!
- カラージェルは2度塗りが基本!
色ムラや色の薄さが気になっても、2度塗りすると綺麗な発色に仕上がります。1回で綺麗に塗ろうとすると塗布量も多くなるので、薄めに2度塗りしましょう! - 厚みのあるネイルに仕上げたい場合
その場合はトップジェルで厚みを出します。1度にたっぷり塗らず、2,3回塗り重ねて厚みを出すようにします。
原因2.ジェルがフラットに塗れていない
カラージェルやトップジェルを重ねて塗ったとき、下に塗ったジェルのデコボコが、縮み原因になっていることも。
デコボコがあるとジェルが流れ、一部に溜まりやすくなってしまいます。カラージェルは色ムラにもつながるので、ベースジェルから、凹凸ができないようフラットに塗りましょう。
また、ケアやサンディングの段階で、爪の根元や両サイドのキワなどデコボコを残さないように、プッシュアップを丁寧に行う、サンディングを丁寧にあてることに気を付けてみましょう。
原因3.ライトとジェルの相性が悪い
とくに原因に当てはまらない場合や、改善しても縮み・はじきが直らない場合は、ジェルとライトの相性が悪い可能性も有ります。
基本的にはジェルとライトを揃えなくても問題はありません。
ですが特にセルフネイル用のジェルやライトは、メーカーによってジェルの粘度やライトの強さなどが様々なため、どうしても相性が悪いものも出てきます。
- ライトの硬化スピードが速いとジェルが縮みやすい
- ジェルの粘度が高く、縮みが起こりやすい
など。
使用するジェルメーカーのライトを使用するなど、少しメーカーを揃えることが必要かもしれません。
自爪に塗るベースと、仕上げのトップ、ライトは同メーカーにするとより安定します。
ジェルが縮んだ・はじいた時の直し方
ジェルの縮みやはじきに気付いたら、すぐにやり直しをしておきましょう。
縮みやはじきの部分からジェルが剥がれやすくなります。
ジェルを硬化する前の直し方
硬化する前なら、エタノール消毒液やプレップ、クレンザーなどをキッチンペーパーに染み込ませ、一度ジェルを拭き取りましょう。
塗り直しの手順!
- 自爪の上に塗り直す場合
デコボコや気になる部分があればスポンジファイル等で軽くサンディングをし、ダストを拭き取ってから再度塗ります。 - ジェルの上に塗り直す場合
スポンジファイル等で全体に軽くサンディングをかけ、ダストを拭き取ってからジェルを塗ります。
ジェルを硬化した後の直し方
硬化してしまった場合は、ファイルでジェルを薄くなるように削り、ダストや油分をしっかり拭き取ってから塗り直します。
すべて削り落とさなくて大丈夫です。
縮みやはじきが小さい場合は、その部分だけを軽く削って塗り直せばOKです。
丁寧なケアで、縮みやはじきを防ぎましょう!
いくつか原因と対処方法をお伝えしましたが、その中でも縮みとはじき原因になっているのは、ケア不足、拭き取り不足、サンディング不足によるものが大半です!
すぐに塗りから入ってしまいがちですが、ジェルネイルを綺麗に仕上げるためにも、事前のネイルケアやサンディングは少し時間をかけて丁寧に行いたいですね。
よりネイルも綺麗に長持ちするので、セルフネイルにつまづいた時には、手順を見直してみてくださいね!
参考セルフネイルケアのやり方を解説!ジェルやマニキュアを長持ちさせよう
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