『ネイルチップってどうやって付けるの?外すときはどうしたら?』
『チップを付けたけどすぐに取れてしまう。取れずに密着させる方法が知りたい!』
ネイルチップは正しく付ければ爪との密着を良くし外れにくくできます。また外すときも爪やチップを傷めてしまうことがあるので、正しい外し方に気を付ける必要があります。
ネイルチップを使う前に必ず知っておきたい、接着剤別の正しい付け方と外し方、チップが取れにくくなる方法をネイリストが解説します!
目次
ネイルチップ用接着剤の選び方
ネイルチップは使用する接着剤によっても、フィット感や馴染みやすさ、チップの持ちが変わります。
用途やネイルチップに合わせて使用する接着剤を選びましょう!主に使用される、ネイル用接着剤4種類を簡単に解説します。
- ①ネイルグルー
- ②ワンタッチグルー
- ③粘着グミ
- ④両面テープ
参考ネイルチップ接着剤おすすめ8選!取れない密着グルー・グミ・テープ
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①ネイルグルー
ネイルグルーはネイル用の瞬間接着剤で、一度付けたら簡単には外れません。外す時はアセトンで溶かす(ネイルのオフと同様)必要があるのでネイルチップも一度限りしか使えません。
絶対に外れてほしくない時、数日間チップを付けていたい時におすすめ。
②ワンタッチグルー
強力なのりタイプの接着剤で、お湯で溶かして外すことができチップを傷めないので繰り返しの使用が可能です。1日程度の接着におすすめです。
接着面に厚みができないので、爪との間に隙間がない方に向いています。
③粘着グミ
程よい厚みのある貼る粘着剤で、チップが浮きやすい方、爪との間に隙間ができる方におすすめです。
隙間を埋めることで安定しやすく衝撃に強くなります。先端をゆっくりと押し上げれば簡単に外せて、爪もチップも傷めません。半日程度の使用に。
④両面テープ
粘着グミよりも薄い、ネイル用の両面テープです。グミに比べて厚みができないので、チップがフィットしていて爪との間に隙間が無い方におすすめ。
数時間~半日程度の使用に向いています。簡単に付け外しできますが、密着力は高いものも多く使いやすいです。
ネイルチップを付ける前の準備
ネイルチップを付ける前は必ず、①自爪を整える、②ネイルチップを調整する、③爪表面を拭き取る、この3つの準備を行います!
①自爪を短く整える
チップを付ける時は、できるで自爪を短く整えるのが適切です。
自爪が伸びているとチップとの隙間が大きくなり、少しの衝撃や引っ掛かりで簡単に取れやすくなってしまいます。
チップのフィット感も変わってきますのでチップの調整前に自爪を整えましょう。
②ネイルチップの調整
ネイルチップが爪に合わない場合はチップの調整をします。調整をすることでチップがフィットして、手に馴染みやすくなります。
- 横幅を合わせる
- 根元を合わせる
横幅を合わせる時は、接着剤の厚みを含めて削りましょう。
根元が合わないときはキューティクルをプッシュアップすると馴染みやすくなります。どうしても合わなければ、根本に合わせて削りましょう。
ネイルチップの削り方、詳しい調整方法は下記で解説していますので、参考にしてみてください。↓
参考ネイルチップが不自然に見える原因5つとチップの馴染ませ方!
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③爪表面を拭き取る
ネイルチップを付ける直前に爪表面の汚れや油分・水分を除去をします。
エタノール消毒液を含ませたキッチンペーパーで爪表面を拭き取りましょう。エタノールが無い方は洗剤でしっかり指先と爪表面を手洗いします。
密着の邪魔になる汚れや油分がなくなるので、より密着力を高めることができます。
角質が気になる方はネイルケアを行うのもおすすめです。
【接着剤別】ネイルチップの付け方・外し方
ネイルチップを付ける前の準備ができたら、ネイルチップを装着していきましょう!
ネイルグルー、ワンタッチグルー、粘着グミ、両面テープそれぞれの付け方・外し方を解説していきます。
ネイルグルーの付け方
グルーは固まるのが早いので、手早く接着しましょう。
- チップにグルーを塗布
- チップを付ける
- 1分以上押さえて乾かす
step
1チップにグルーを塗布
接着面にグルーを塗布します。端まで塗布するとチップを付けた時にはみ出しますので、端は2㎜ほど空け、サーッと広げる程度に塗布します。
爪にグルーを塗布しても良いです、やりやすい方で行ってください。
step
2チップを付ける
グルーを塗布したらチップを付けます。キューティクルラインに合わせて、根本側からそっとのせます。
この時チップが真っ直ぐになるように、傾きがないかサイドを確認しながら接着します。
グルーがはみ出したら、ウッドスティックでサッと拭いましょう。
step
3押さえて乾かす
1分以上軽く押さえて乾くのを待ちます。
グルーによって乾きの早いものと、遅いものもありますのでチップがずれなくなるまでしっかり押さえましょう。
ネイルグルーの外し方
ネイルグルーは接着力が高いので、無理矢理剥がすと爪を傷めてしまいます。
少しずつ丁寧に取り外しを行いましょう。
- アセトンを垂らす
- ウッドスティックで外す
- グルーを落とす
- 保湿をする
step
1アセトンを垂らす
アセトンをチップと爪の隙間に垂らし、3分ほど時間を置きます。爪の裏側から数滴を流し込むようにすると、染み込みやすいです。
アセトンは乾燥作用が強いので、皮膚にはあまり付かないように気を付けてます。
がっつりグルーで接着した場合は、隙間にアセトンを垂らした後、アセトンをたっぷり浸したコットンを隙間にあててアルミホイルを巻き3分以上置きます。
アセトンは揮発が早いのでアルミで巻くことで蒸発を防ぎ、しっかりグルーに浸透するので外れやすくなります。
※乾燥しやすいので、できるだけ皮膚に重ならないようにしましょう。
step
2ウッドスティックで外す
時間が経ったら隙間(サイドや裏側から)にウッドスティックを入れ、チップを軽く押し上げます。
グルーが溶けていればここで剥がれますが、剥がれない場合は①と②を繰り返して徐々に剥がします。
無理に剥がすと自爪が傷みますので、溶けるのを待ってゆっくり外しましょう。
step
3グルーを落とす
チップが外れたら爪表面に残っているグルーを落とします。コットンにアセトンを染み込ませて拭くと綺麗に落ちます。
落ちにくい場合は爪のサイズにカットしたコットンにアセトンを染み込ませ、爪に置いてアルミホイルで巻き、3分ほど待ちます。その後、溶けたグルーを拭き取るか、固まりが残る時はファイルで削り落とします。
ファイルは180G以上の目の粗すぎないもの、またはスポンジファイルで少しずつ削ります。
step
4保湿をする
チップを外した後は手洗いをして、キューティクルオイルとハンドクリームで保湿します。
ワンタッチグルーの付け方
ワンタッチグルーは製品によって付け方が異なります。
ここではBEAUTY NAILERのワンタッチグルーの付け方で解説します。
- チップにグルーを塗布
- 付け外しを繰り返し粘着を高める
- 完全に固定する
チップにグルーを塗布したら、爪にチップを付けて外してを数回繰り返すと粘着が出てきます。
チップが取れにくくなったら適切な位置で押さえて、しっかりと固定します。
ワンタッチグルーの外し方
爪先に向かってひっぱり外します。
外れにくい時はお湯に浸けて柔らかくしたり、ウッドスティックでキワから押し上げて外します。
粘着グミの付け方
粘着グミ製品の中でも人気のある、リピティションの粘着グミを例に解説します。
接着面に皮脂が付くと粘着が弱くなります。接着面以外の端を持つか、ピンセットを使いましょう。
チップに粘着グミを貼ったら爪の根本に合わせて置き、押さえて固定します。
チップの面積が広い場合はグミを多少伸ばして貼ってもOKです。できるだけ余白がないように貼ります。
粘着グミの外し方
チップを爪先方向に引っ張りながら、下に押し下げて根本を浮かせるように外します。
粘着力が高いのでゆっくりと少しずつ外します。どうしても取れない場合はお湯でグミを柔らかくしてから外しましょう。
ウッドスティックを使用してキワから徐々に外してもOKです。
両面テープの付け方
両面テープも直接触ると皮脂で粘着力が弱まりますので、ピンセットで扱いましょう。
テープをネイルチップに貼ります。テープが小さい場合は2枚使用し、余白が無いように敷き詰めて貼ります。
ネイルチップを爪の根本に合わせて置き、しっかりと押さえつけて固定します。
両面テープの外し方
ネイルチップの先端を下に押し根本を浮かせるように外します。
外れにくい場合はお湯に浸けると柔らかくなり、外しやすくなります。
ネイルチップが取れやすい時の対処法
ネイルチップが取れやすい原因は複数考えられます。状態に合わせた改善方法を試してみましょう!
- 油分が残っている
- 接着剤を変える
- チップとの隙間を無くす
- ネイルチップが長い
油分が残っている
●接着剤がチップに付いた状態で取れる場合
爪表面の油分除去が足りていない可能性があります。拭き取りを丁寧に行ってみましょう。
また事前にネイルケアを行うと余分な角質や汚れが取れて、より密着度が上がります。
●接着剤が爪に付いた状態で取れる場合
テープやグミの粘着面、ネイルチップの接着面を触ると皮脂で粘着が弱まります。
直接触らずピンセット等を使いましょう。
接着剤を変える
チップが爪にフィットしているのに取れやすい場合は、接着剤が弱い可能性があります。
値段に関係なく、製品によって粘着力が大きく異なりますので別な製品を試してみましょう。
チップとの隙間を無くす
チップと爪の間に隙間がある方は、どうしても浮きやすく取れやすいです。
粘着グミでも取れる場合は、グルーでがっちり接着するか爪のカーブに合うネイルチップを購入しましょう。
オーダーメイドチップや、チップを爪に合わせて選べるショップがおすすめです。
ネイルチップが長い
先端が長いチップほど、負荷が掛かりやすく取れやすくなります。
ロングチップは接着力の強いグルーで付けるようにしましょう。
オフの負担を減らしたい場合は、自爪にベースコートを塗布してからチップを付けると外しやすくなります。
ネイルチップにアロンアルファはNG
アロンアルファは人体に塗布するための接着剤ではないので、かぶれたり爪を痛めることもあります。
また、外す事を想定した製品ではないので簡単に外せません。無理に剥がすと自爪が一緒に剥がれ、爪が薄くなったり割れたりします。
ネイル用ではない接着剤の使用はやめましょう。
正しい付け方と外し方を守って
いかがでしたか?
今回はネイルチップによく使われる、4種類の接着剤の付け方・外し方を解説しました。
特にネイルグルーは接着力も高いので、外し方を守って爪を傷めず適切な使用を心掛けてくださいね。
参考ネイルチップを長く繰り返し使うために!適切な扱い方と保管方法
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