ネイルファイルってけっこう色んな種類がありますよね。
「ネイルファイルって何を選べばいいの?」、「どんな違いがあるの?」「グリットって何?」と悩む方も多いです。
ファイルはそれぞれの目的に合わせた、種類と粗さのファイルを使うことで、施術がスムーズになり綺麗な仕上がりになります。
その為にもファイルについて詳しくなれば、今後のネイルに活かせること間違いなし!なので、今回は【ネイルファイルの種類について】詳しく解説していきます。
ネイルファイルのグリット(G)とは?
グリット数は”G”で表記され、ファイルの粗さ細かさを表しています。
ネイルサロンやセルフネイルの場合でも、80G~240Gの間のファイルが多く使われています。数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど細かいファイルになります。
80G(粗い)~240G(細かい)
使う目的に合うグリット数のファイルを使い分けることで、仕上がりも綺麗になります。では、続いてファイルの種類についも知っていきましょう。↓
ファイルの種類1:エメリーボードとは
正式名称はエメリーボード、一般的にはネイルファイルとも呼ばれます。自爪の長さや形を整えたりするためのファイルです。
セルフネイルをする時、ネイル検定でも使われる一番身近なファイルです。エメリーボードはファイル自体が薄く、柔軟性があるので自爪に負担を掛けずにファイリングが出来ます。
普段の生活でエメリーボードを使用する際は、200G程度がおすすめです。細かすぎても少しずつしか削れないので時間が掛かりますし、粗すぎると自爪に負担がかかり痛めてしまう可能性もあります。適切な細かさでスムーズに使えるエメリーボ―ドが良いですね。
【ネイル検定を受験される方は】
検定の際に、自爪をエメリーボードではなくウォッシャブルファイルで削ると、減点対象になるので必ず自爪にはエメリーボードを使用してくださいね。
自爪は爪切りで切るよりもエメリーボード
「爪切りで切るより、ファイルで削った方が良い」と聞いたことがある方も多いと思います。
それは、爪切りで切るとパチンという切った衝撃で爪の層が割れたり、剥がれたりするからです。特に乾燥している爪は衝撃に耐えられず、自爪に負担が掛かります。それを避けるためにも衝撃の起こらないファイルを使う事が自爪には良いのです。
でも、実際に爪切りを使わないと短くするのも大変ですよね。。自爪が長い場合にはある程度まで爪切りで短くし、最後はファイルで整えれば問題なしです!両方を適切に使いましょう。
ファイルの種類2:アクリル(ウォッシャブル)ファイルとは
このファイルは厚みがあり、力が伝わりやすくなるのでスカルプなど人口の爪を削る時に適しています。なので、アクリルファイルで自爪を削るのはNGです。自爪に力が加わりすぎて爪を痛める可能性があります。
検定では、イクステション(長さだし)やリペア(補強)、2級のチップラップや、1級のスカルプチュアを削る際に使うファイルです。試験要項などではウォッシャブルファイルと表記になっています。
【ちなみに、、】
ウォッシャブルファイルとは洗えるファイルと言う事です。アクリルファイルやゼブラファイルと呼ばれているのは、洗える仕様になっていないからです。
ファイルの種類3:スポンジファイル(バッファー)とは
スポンジファイルは、バッファーやソフトファイルとも呼ばれます。
スポンジのように柔らかなファイルなので、爪表面のガサつくところを滑らかにするために使います。ジェルを塗布する前の自爪のサンディングにもスポンジファイルを使います。サンティングに使う場合は、180G程度が良いです。
また、スカルプなどの人口爪をウォッシャブルファイルで削った後にスポンジファイルをかけると、ファイルの削り跡を無くして滑らかにツルんと仕上げることが出来ます。1級でも使用しますね。
その他にも、バリ(削りかす)が残った場合には、スポンジファイルを使うと簡単に取れて便利です。
ファイルの種類4:シャイナーとは
シャイナーはツヤ出しをするために使います。
自爪の爪磨きに使ったり、スカルプなど人口爪の表面のツヤ出しに使ったりします。シャイナーは片面ずつ仕様が違い、細かいペーパーの面で爪表面を滑らかに整え、その後に、ツルっとした面で磨くとツヤが綺麗に出ます。
【注意】シャイナーを自爪磨きに使う際は、強くあてて何度も磨くと、自爪が薄くなるので頻繁に使うのは避けましょう。
最後に:検定に使うファイルは更にグリットの段階を踏む
ここではファイルの基本について紹介しましたが、検定では更に、このファイルの種類やグリットを適切に使用する事で、仕上がりにかなりの差ができます。
・検定には結局どのメーカーのファイルが良いのか?
・何グリットを使うのが適切なのか?
・ファイルを使う適切な順番
について別な記事にまとめましたので、受験を考えている方はぜひ参考にして下さいね。