転職でネイリストを目指したい、ネイリストになりたいと思う方に
「ネイリストに転職する際に気を付けたい事」、「転職するためにの準備」について解説していきます。
全然違う職種からネイリストになる訳ですから、給料面や、長く続けられるか?など不安は多いと思います。不安を少しでも解消できるように、転職する際に知っておきたい大切なポイントをまとめました。
以前の職との給料の差ってどのくらい?
今までのお仕事では安定した収入を得られていても、ネイリストに転職直後はあまり良い給料とは言えません。
就職直後や、ネイリストになりたての給料の平均:18~20万程度です
その分、生活面で節約していくことも必要になります。毎月の生活費や支払いはまかなえるか?考えておく事も必要です。
歴を積んだり、自分の指名のお客様が増えたり、技術が安定して給料も増えるまでには1,2年とかかります。その間は低い給料でもやっていけるのか明確にしておきたいですね。
労働時間の変化、労働時間は長い?私生活の時間が減る?
以前は定時で帰れていたお仕事の方も、ネイリストになると定時帰宅とはいかなくなることもあります。
ネイルサロンの平均営業時間:開店午前11時~閉店午後8、9時
出勤時間も遅め、帰りの時間遅い時間帯のサロンがほとんどです。
ある程度は閉店までに施術が終わるように予約を取るので、大幅に遅くなることは無いですが、お客様次第では遅れてきたり、アートが複雑で時間を要するものであったり閉店が遅くなることもあるので、臨機応変に対応をしなければいけません。
ですので、必ずしも定時で帰れるという訳ではない事を頭に入れておきましょう。
また、ネイリストになりたての頃は、閉店後に技術練習があったり、朝早くから練習があったり、サロンによっては勤務時間以外もお店に居る時間が多いこともあります。
もちろん、技術が安定すれば練習も無くなっていきますが、勤務したての頃はネイルに使う時間が増え、私生活の時間もゆっくり取れなくなることを想定しておきましょう。
ネイリストも接客業、、技術面以外でも適応できるか?
「ネイルをするのが好きでネイリストになりたい!」と言う方は多いですが、ネイリストは技術だけではありません。接客業がベースとなり、施術中でもお客様との会話が大切であたっり、気配り心配りが大切です。
ネイルをしたいと言う気持ちだけでネイリストを目指すと、「理想とのギャップ」が生じる事もあります。
・要望が細かく接客が辛い
・年齢職業関係なく幅広い接客対応が大変
・密接になりがちなので話が合わないと気まずい
など、仕事がやりにくく感じる場面も出てくると思います。
お客様に満足してもらいたい、綺麗になってもらいたい、と言う気持ちがないと中々続かない原因にもなりかねません。技術だけではなく、接客面の心構えも大切です。
社会保障が充実していないところも?支払いは多くなる?
今まで会社員で社会保障がしっかりしていた方も、ネイルサロンではそれが当然と言う訳ではない事を知っておきましょう。もちろん求人を探す際は、どの程度まで社会保障があるのか?を確認し、面接の際にも改めて保障の内容を確認しましょう。
企業と違い2~3人の少人数のネイルサロンや、個人で営業しているサロンなど、実際のサロン形態は様々なので、必ずしも企業の様にしっかりとした保証があるとは限りません。
保証が無くても個人で支払っていくとなれば毎月の出費が増える訳ですから、それでも生活に支障はないか?改めて計算しておくことが大切です。
今まで企業勤めをしていて個人で払っていなかったから、こんなに支払いがあるとは思っていなかったと言う方も意外と多いです。しっかり下調べし、就職先にも確認をオススメします。
道具代の出費がかさむ?施術道具の買い足しがあるかもしれない
サロンで必要になる自分の道具は筆、ニッパー、プッシャーが主です。その他の消耗品はサロンの備品になるので自分で買う必要はない場合がほとんどです。
筆やニッパー、プッシャーは基本的に自分の使いやすいものを準備すればOKですが、施術を多くこなしていくと、もちろん道具も買い替えが必要になることも多いので、定期的に道具代の出費があることを頭に入れておきましょう。
特にネイリストになりたての頃は、道具の買い足しや買い替えが多くなるので、転職の際はそういった出費に関しても考えておきましょう。
また、サロンでネイルマシーンを使っての施術がある場合は、マシーンや先端のビットを自分で買う必要があるサロンと、サロンの備品としてマシーンやビットを使える場合など分かれます。
私が実際に勤務したての頃のサロンでは、個人で買ったマシーンを用意し、消耗品のビットも定期的に自分で購入するお店だったので、最初の頃の出費は結構痛かったです。
まとめ
ネイリストの華やかな仕事に憧れる方は多いのですが、意外と大変な面もあると言う事をしっかり理解して、楽しくネイリストのお仕事を続けてもらえるヒントになればと思います。
サロンによっても勤務形態や対応は違いますので、自分にベストな就職や転職ができるように、しっかりリサーチしてみて下さいね。