『スカルプをすると、すぐに筆が固まって使えなくなる。』
『ブラシの正しいお手入れ方法が分からない!』
アクリルをはじめた頃は、ブラシの扱い方がよく分からず、筆を良い状態が保てないと言う方が多いです。
でも筆の正しい使い方とお手入れ方法を知っておくと、簡単なお手入れでいつでもサラサラな筆に戻すことや維持することが可能です。
今回は、ネイリストが実際に行う、スカルプネイルブラシの正しい使い方とお手入れ方法を解説しているので、ぜひ参考にした下さいね!
目次
筆を綺麗に保つコツは、手入れ以外にも!
スカルプの筆は、お手入れだけでは綺麗に保つことがとっても難しいです!
筆の扱い方が間違っていると固まりやベタつきがひどく、毎回念入りなお手入れが必要になります。その度に摩擦や乾燥で、筆に余計な負担が掛かってしまいます。
毎回の負担が大きければ筆を早く劣化させてしまうので、正しく扱うこと・綺麗に使うことが筆を保つコツでもあります!
お手入れ方法と合わせて筆のおろし方・使い方が適切に行えているか?、筆を綺麗に使えているか?再確認してみて下さいね。↓
新しいスカルプ筆のおろし方
購入したばかりのスカルプ筆は、のりで固められています。
手で筆先をほぐすとサラサラになりますが、筆先の割れる原因になります。
これから新品の筆を使う時は、おろし方の手順を参考に行ってみて下さい。
筆のおろし方・手順
1.ダッペンディッシュに少量のアクリルリキッドを出す。
2.ブラシ全体を浸け、優しく動かし洗う。
3.筆を回しながらリキッドをきり、ブラシの毛先を整える。
4.毛先を崩さないようにキャップに収める。
これで完了です。
スカルプ筆の使い方
スカルプネイルを作る時は、ミクスチャーが筆に絡まない、べたつかないように、こまめに拭き取りながら使いましょう!
<筆がすぐにベタつく方は>
ミクスチャーを触る→筆のベタつきを拭く→リキッドを含ませ洗う→筆先を整えリキッドを適度にきる→さわる
<スカルプに慣れてきたら>
さわる→拭く→さわる→たまにリキッドで洗う
これを繰り返しこまめに行うことで、10本ネイルを作り終えた後でもブラシがべた付くことなく、ツルンとした綺麗な状態を保つことが出来ます。
特にミクスチャーを取り爪に乗せた後は、一度しっかりめに筆を拭きとり、リキッドを馴染ませ直してから形を整えていきます。
ネイル後の筆のお手入れ方法
スカルプを作り終えたら、すぐにブラシをリキッドで洗います!
余ったリキッドに筆を付け、ダッペンディッシュのふちで優しくしごきます。
力を入れすぎないように毛流れに沿って動かし、筆の面を変えながら毛先を整えつつ、ベタつきを落としていきます。
※ミクスチャーが沈んでいるような汚れたリキッドは、ベタつきが落ちにくいので綺麗なリキッドで洗いましょう。
リキッドに浸ける→しごくを繰り返し行うと、ブラシが滑らにまとまります。
まだ筆に膨らみがある、ベタつきがあるなと感じたら、何度か繰り返し洗います。
ブラシが洗い終えたら、毛先がまとまった状態でキャップをし、筆先を下向きにして保管します。
スカルプ筆が固まった時の対処方法
固まった筆はブラシクリーナーを使って溶かしますが、筆がパサつきやすく、扱いにくくなりやすいです。
できるだけクリーナーの使用を避け、まずは①のリキッドで溶かす方法を試してみましょう。
どうしても固まったままの場合には、②のクリーナーを使用した方法を行います。
①リキッドを使用した対処方法
↑使用ボトル:シャレドワ ABCボトル/楽天
※写真の例はリキッド量が少ないです。もう少ししっかりと浸るようにします。
まずはアクリルリキッドに浸し、柔らかくなるか確かめましょう!
ダッペンディッシュに筆先が浸るくらいのリキッドを出し、15分程筆を付け置きします。
時間が経ったらリキッドから出し、ウッドスティックで柔らかくなったミクスチャーを優しく取り除きます。固い所は無理せず、もう少し付け置きして柔らかくなるのを待ちましょう。
浸けおきに使うリキッドはスカルプで使用した余りでOKです。密閉できる瓶に使用済みのリキッドを取っておいて使用すると便利です。
筆を浸ける専用の容器がない時
家にあるもので代用可能です。
少し高さのある小さい瓶やグラスを使用します。(必ずガラス製の容器を使用してください。)
割りばしを割って、2か所ゴムで縛ります。その間に挟むように筆を入れ、筆先がつぶれないように高さを固定し瓶に浸けます。
あとは、リキッドが揮発しないようにアルミホイルで口を塞げば完成です!
②ブラシクリーナーを使用した対処方法
リキッドで溶けない場合は、ブラシクリーナーで固まりを溶かします。
1.ダッペンディッシュにブラシクリーナーを出しブラシを浸けます。
2.筆先をアルミホイルで巻き、15分程度時間を置き柔らかくします。
3.アルミを外し、柔らかくなったミクスチャーをウッドスティックで優しく取り除きます。固い部分は無理にとらずクリーナーを浸けもう少し時間を置きます。
4.固まりが無くなったら、水で筆を良く洗います。
5.キッチンペーパーで水気を優しく拭き取り、リキッドを筆に馴染ませます。
6.余分なリキッドを切りながら筆の形を整え、完了です。
④ではクリーナーが残らないよう、よく水洗いします。クリーナーが付着しているとパサつき劣化します。
➄でリキッドを馴染ませるのは筆を落ち着かせる為です。水分が残っていると雑菌の繁殖しやすいので、しっかりとリキッドを含ませ水分を追い出すようにしましょう。
おすすめブラシクリーナー
Nail de Dance ブラシレスキュー
アクリルリキッドやパウダー、ブラシなどプロスカルプ用品で人気のメーカー、Danceのクリーナーです。
筆を傷めにくいのに、固まりはしっかり柔らかくしてくれる優秀アイテム。1本あればいざと言う時に使えるので、持っておくと安心です。
慣れたらブラシは固まらなくなります!
スカルプチュアは難易度が高いので、技術を習得するには時間もかかります。
慣れないうちは筆をよく固めてしまいますが、技術も上達し扱いに慣れてくると筆を固まらせることなく、綺麗に使えるようになりますよ。
最初の内はすぐに筆がダメになり買い替えも多くなりますが、筆の洗い方を覚えておけば少しでも長く筆を保つことができるので、ぜひ参考に行ってみて下さいね!
おすすめ記事【スカルプネイルのセルフオフ】自分でオフするやり方と注意点!
続きを見る
おすすめ記事スカルプネイルに必要なものが揃う!おすすめセルフキット5種
続きを見る