セルフネイルを行う上で、必ず持っておきたいのがクリアジェルです。
ベースやトップジェルと似ていますが、クリアジェルのほうが割安でより様々な用途に使うことができます。
「クリアジェルって何?、クリアジェルってどう使えばいいの?」という方に、クリアジェルの8つの用途と使い方を解説します!
目次
クリアジェルとは?
クリアジェルはジェルネイルの様々な工程に使われる、透明なジェルのことです。
フォルム形成や厚み出し、ジェルの粘度調整やジェルのミキシング、パーツの固定やコーティング、アート材料としてなど様々な用途があります。
ただ、密着力やツヤ感は劣るため、ベースジェルや仕上げのトップジェルとしては適していません。※
※ベースやトップとしても使える製品も一部あります。
クリアジェルの種類と違い
透明なジェルすべてを総称して、”クリアジェル”と呼ぶこともあります。
「クリアジェルで~」と言う工程には、ベースやトップジェル、ミキシングを使ってもOKですが、粘度が高く固いビルダー、アイシング、粘土ジェル等は使いません。
一般的に「クリアジェル」と言ったら、多用途に使える(図真ん中)のジェルを指しています。
今回は、一番スタンダードな多用途に使えるクリアジェル(図真ん中)について解説していきます!
上記図以外にもクリアジェルの種類は沢山あり、それぞれ特徴が異なるので目的に合わせて使い分けます。
クリアジェルが無くてもネイルはできる?
様々な用途に使えるクリアジェルですが、クリアジェルが無くてもネイルは可能です。
ベースやカラー、トップジェルがあればジェルネイルを仕上げることはできるので、必ずしも必要なジェルではありません。
ですが、クリアジェルがあることでクオリティが上がり、ネイルデザインの幅も広がります。またコスパも良いので、セルフネイルをするなら欠かせないジェルです。
クリアジェルの8つの用途と使い方!
つぎに、クリアジェルの8つの使い方を解説します。
実際にどうやって使うのか、ぜひ参考にしてみて下さい。
クリアジェルの使い方!
- ①フォルムの形成
- ②ジェルの厚み出し
- ③ジェルの粘度調整
- ④ジェルのミキシング
- ⑤ネイルアートに使う
- ⑥パーツの固定
- ⑦クリアネイルに
- ⑧使用後の筆のケア
①フォルムの形成
クリアジェルは、つるんとした綺麗な表面の仕上げに欠かせません。
クリアジェルを使いフォルム形成を行うことで、気になる表面の凹凸やカラーの色ムラを無くし、滑らかなに整えることができます。
セルフレベリングを利用したフォルム形成のやり方はこちらで解説しています。↓
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②ジェルの厚み出し
ジェルネイルに厚みを出したい時もクリアジェルを使います。
ベースジェルやトップジェルを重ね塗りしてもよいですが、ジェルを多く使用するので、割安なクリアジェルを使った方がコスパも良いです。
ぷっくりさせたい、強度を出し折れにくくしたい時に便利です。
③ジェルの粘度調整
カラージェルが固い時は、粘度の低いクリアジェルを混ぜることで、塗りやすい粘度に調整することができます。
特に顔料の多い濃いジェルはテクスチャーが固く、ムラになりやすいので粘度を緩めると扱いやすくなります。
④ジェルのミキシング
カラージェルに混ぜて色味の調整に使用します。
肌馴染みのいい透明感のあるシアーカラーにしたり、顔料の濃いカラージェルに混ぜて、グラデーションしやすく調整することができます。
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⑤ネイルアートに使う
ニュアンスアートに多いカラーやラインをぼかしたアートにも使えます。
他にもタイダイ柄や、べっ甲柄、チーク、多色グラデなどぼかしを使うアートは多いので、アートをしたい方はクリアジェルが欠かせません。
ラメやホロを使ったデザインもクリアジェルを使います。
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⑥パーツの固定
パーツをのせる時の仮止めとしてや、パーツ周りの固定にも使います。
ストーンや、メタルパーツ、シェル、チェーンなど凹凸や引っ掛かりを無くすためのコーティングにも使います。
トップジェルで仕上げた後にのせる立体的な大きいパーツは取れにくくする為、専用のパーツジェル等を使います。
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⑦クリアネイルに
クリア系のネイルデザインは、カラージェルを塗らない分薄く仕上がり、強度不足になります。
そのため、クリアジェルをカラージェルの代わりに塗布し、適度な厚みに整えます。
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⑧使用後の筆のケア
ジェルネイルで使ったジェルブラシのケアにも使います。
カラージェルを塗布した後は筆に色が残るので、パレットやワイプの上でクリアジェルを筆に馴染ませ、中に残ったカラージェルを浮き出して綺麗にします。
特に濃い色やラメやパールカラーを塗布した後は必須です。
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クリアジェルの選び方
つぎにクリアジェルを選ぶ時のポイントをまとめました。
以下の3点を確認して選びましょう!
- ジェルの粘度
- ジェルの透明度
- ジェルの黄ばみ
ジェルの粘度
クリアジェルには粘度の高いものと低いものがあります。
粘度が高いほどもったりして流れにくく、厚みが出やすいです。粘度の低いものはサラサラして流れやすく、薄付きになります。
上記のような多用途に使用するなら粘度の低いジェルの方が、用途を選ばずに使えて便利です。
フォルムの形成や、パーツの固定は流れにくい粘度の高いジェルの方がやりやすいと感じる場合もあります。
使いたい用途が決まっている場合は、用途に合わせて粘度を選ぶようにしましょう。
ジェルの透明度
クリアジェルは透明ですが、透明度は商品によって多少異なります。
特にクリアなデザインネイルをしたい場合は、より綺麗に映えるように透明度の高いクリアジェルを選ぶと良いです。
ジェルの黄ばみ
クリアジェルはジェルの性質上、元から黄ばみのあるものもあります。
アートやミキシングなどに使う場合は、黄ばみのないクリアジェルの方がデザインを邪魔しません。
最近は黄ばみを抑えた製品が多いですが、選ぶ際は確認しておきたいですね。
おすすめのクリアジェル
上記のようにオールマイティーに使うなら、粘度の低いサラっとしたクリアジェルがおすすめです。
おすすめクリアジェル!
メルティージェル/クリアジェル
メルティージェルのクリアジェルは、さらさらとし粘度の低いジェルです。
サロンでも使われることが多く、使い勝手の良いジェルです。また容量もたっぷりでコスパも◎。
黄ばみがなく透明感が高いので、アートやカラーを邪魔することもありません。
クリアジェルを使いこなして便利に!
いかがでしたか?
ジェルネイルには欠かせないクリアジェル。知らなかった使い方もあるのではないでしょうか?
セルフネイルにもぜひ取り入れて、いろんな用途に使ってみて下さいね。